風のない回廊

作成ユーザ: 凪雨カイ
風のない岬に建つ、潮見の館。
そこで目を覚ました少女・シロは、夜ごと現れるもうひとりの自分――クロと出会う。
止まった時間、閉ざされた世界、そして響く声。
それは、かつてこの館に吹いていた“風”の記憶だった。

シロは失われた記憶を辿りながら、自分の内側と向き合っていく。
やがて聞こえてくる、世界の彼方からの呼び声――ヒカリ。

静寂の中で交わる声と記憶。
風が動き出すとき、止まっていた世界は再び息をする。

『風のない回廊』
――心の奥に吹く“ひとひらの風”を描く幻想連作譚。

風のない回廊――あなたの声がまだ、ここにある気がした。

風の吹かない岬――凪ノ岬。 そこに建つ「潮見の館」で、少女シロは記憶の一部を失ったまま目を覚ます。 誰もいないはずの館で、彼女は“自分と同じ声”を聞いた。 鏡の向こうから囁くもう一人の自分、クロ。 //
作品情報 N1554LE 連載中 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 10月 05日
最終掲載日:2025年 11月 25日
作品に含まれる要素: R15 残酷な描写あり
キーワード: ドリコム大賞4 シリアス ダーク 女主人公 人外 西洋 現代 群像劇 日常 バッドエンド 超能力 記憶喪失 二重人格 閉鎖空間