離散意識

作成ユーザ: 赤坂九丁目
# 離散意識

夢、記憶、意識。
すべては断続的な点の連なりであり、刹那の連鎖にすぎない。

では、その隙間には何もないのか。

2078年。人類は意識の離散性を発見し、その制御を試みた。
だが、結果として理解したのは、自らの認識の虚妄性だけだった。

点と点の間。
記憶と記憶の狭間。
意識と意識の空隙。

そこに潜むものは、人類の理解を超えた存在なのか、
それとも私たちが見失った何かなのか。

[アークワン]監修
意識介入実験記録より

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※本作品は実験記録の一部を再構成した創作である。
※読了後に現実感の喪失や記憶の断片化を感じた場合、直ちに意識同期診断を受けることを推奨する。

## 分類
- ジャンル:実験記録/現実改変/存在論SF
- 想定読者:意識の連続性を信じない者
- 推奨読了環境:意識同期率85%以上

## 備考
本作品は連続的な時間軸での読了を推奨しない。
適度な意識の断絶を伴う断片的な読了を推奨する。

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"私たちの意識は、どこにも存在しない時間の中で、常に瞬間的に消滅と再生を繰り返している"

- 意識物理学研究所・最終報告書より

フレーム・バイ・フレーム

「離散意識」シリーズの第一弾。
作品情報 N7859JV 連載中 空想科学〔SF〕
掲載日:2024年 12月 09日
最終掲載日:2024年 12月 09日