短編集(ガールズ・サイド)
主に女性を主人公とした短編まとめ。
さくらのはやしの 満開のした
“彼のひとの うせにし時を しい問われ さくらのはやしの 満開のした”
右の歌は、深大寺の叔父が亡くなった後、時期は不明だが、残された叔母が書いたものだ、と聞いた。――今日は、この叔父と叔母のこ//
掲載日:2021年 11月 03日
最終更新日:
2021年 11月 03日
キーワード:
悲恋
私小説
ミステリー
ネトコン13
エミリーにバラを/あるいはなにか適切な助言を
その頃わたしは、いまとはまた別の名で長めの恋愛小説を書いていたのだが、ある夜、高校時代からの友人である一香から、公園通りの居酒屋に来るよう言われた。――これはそんな、ある梅雨の夜から夏にかけてのお話//
掲載日:2023年 06月 19日
最終更新日:
2023年 06月 18日
キーワード:
ギャグ
女主人公
和風
現代
日常
私小説
ネトコン13
クロエへ/わたしはあなたの、すくわれたこころです。
台所におき忘れていた携帯の着信が鳴って、たまたまそのとき、そこにいた居候が、わたしの名前を呼んだ。
わたしは、スリッパにパジャマに部屋着という格好で、いそいで書斎を出て、こんな時間にだれだろう//
掲載日:2024年 02月 03日
最終掲載日:2024年 02月 03日
キーワード:
ギャグ
シリアス
男主人公
女主人公
現代
悲恋
私小説
愛と芸術について語るとき、彼女たちの語ること。
『芸術は長く、人生は短い。』
――ヒポクラテス
『そして青春は更に短い。精進したまえ。』
――逢坂美里
掲載日:2023年 01月 10日
最終掲載日:2023年 01月 13日
キーワード:
女主人公
和風
現代
日常
青春
私小説
きっとかわいい、おんなの子だから。
『今日もあの気持ちのまま、
ひとりで歩いてる。』
――BLANKEY JET CITY『悪いひとたち』より。
*「ノベルアップ+」さまとの重複投稿作品です。
掲載日:2024年 01月 28日
最終更新日:
2025年 03月 06日
キーワード:
現代
青春
私小説
天国に続く芝生の丘
“ふたり、ひみつの合図をわすれて、
うつむいていた。”
――佐野元春『フルーツ』より。
そのとき私は、あたらしく出来た図書館みたいなところで途方に暮れたような顔をして立っていましたから、//
掲載日:2023年 01月 04日
最終更新日:
2023年 01月 04日
キーワード:
ほのぼの
現代
群像劇
日常
ハッピーエンド
私小説
ホームドラマ
GC短い小説大賞
櫻の園/仮初めの平和
そこはなにか、古い陶器を想わせるような白くなめらかな建物で、背後には海へと続くなだらかな果実畑が、周囲にはバラ色レンガで造られた小さな「壁」がいくつか置かれていた。そこは、《櫻の園》と呼ばれていた。
掲載日:2025年 08月 30日
最終更新日:
2025年 08月 30日
佐倉八千代とクリスマス・ストーリー
すこし前の話になるが、あるとても実直な女性から身の上話をされたことがある。
どうしてそんな話になったのか、その経緯はもう忘れたが、彼女は私も「とても実直」そうな人間に見えたというのが、その話を//
掲載日:2025年 11月 08日
最終更新日:
2025年 11月 08日
キーワード:
秋の文芸展2025
現代
日常