母胎の書を起源とする枝葉異世界の物語群

　すべての根源、すべての起源、原初、始祖、始原。その書物が生み出した無数の可能性が交錯する城、トゥルンクス城。今、物語の垣根を超え、英雄たちがこの地に集う。

　魔神による星の浸食を少しでも止めようとする魔王とその直属の十人の部下たちによる、何回ものやりなおしの記録。

さてさて、異能は持つものか？　隠すものか？　護るべき者はいますか？　守られる側は楽でしょうか？　嫌われる覚悟はありますか？　憎まれるけじめは？　死ぬほどに叶えたい想いは？　――さて、では物語を始めまし//

さぁさ、この物語は次なる物語。かの者の後継の物語。なんでもない、少女たちの、日常の物語。さぁ、物語を始めましょう。

　ごく普通の湾岸都市、桜浜市の沖合で発見された遺跡、そして謎の書物とキューブ状のエネルギー物質『データキューブ』。無限の力を巡って今、超常事件専門探偵組織『ノラネコ団』の戦いが始まる！

怪物にして怪物を討つ少年、レイ。彼はなぜ同族を討つのか。そして、彼の真意とは。（本棚漁ってたら小学生のころ書いてた小説が見つかったのでリメイクしてみました。）