【異世界恋愛２】独立した短編・中編・長編

ダヴィデの父、カプア伯爵が不肖の息子のために、縁談をまとめてきた。 世にいう、政略結婚というものだろう。 相手は、社交界でも有名な悪女であった。 ＊誤字報告ありがとうございます＊ ★リブラノベル//

✼２０２３．１０．２６　エンジェライト文庫さまより配信です！✼ 　父が連れてきた愛人の子に立ち位置を取って代わられ、居場所を失った伯爵家の末娘セシル。 　隠遁先にとあてがわれたのは、街場のレストラン//

＊2024.9.26　エンジェライト文庫さまより配信です＊ 　イリナは図書館勤務の、貧乏令嬢。 　つつましい暮らしをする日々は淡々と過ぎていき、自分のための結婚資金も姉の結婚時にすべて渡してしまった//

　王城で華やかな夜会の開かれたその夜。 　セシリアは男女の逢瀬の現場を目撃してしまう。 　女性側が公爵令嬢であることに気づき、相手は婚約者の第二王子に違いない……と思ったら、なんとセシリアの横で、同//

「婚約者がいますので」 面倒よけのための、ていのいい最強の断り文句。 形式上の婚約者である二人は、そのことをよくわかった上で、婚約者がいない場においてその言葉を使い続けていた。 ＊誤字報告ありがと//

　いつの頃からか「自分の機嫌は自分でとる」という言葉を耳にするようになった。 　曰く、不機嫌もあらわに、誰かによしよししてもらおうとしている者は、未熟で幼稚で鬱陶しい、付き合いづらい人間だというのであ//

この世界でただ一人だけが使える、特殊な魔法を持つ聖女アルダ。 無事に魔王を倒して王宮に戻った彼女に対し、女王は「そんな魔法はまがいものだろう」とばかり失礼な発言を繰り返し、嘲笑い、そして言った。 追//

　よくある「王命による結婚」というもので、私と彼の間に、愛などあろうはずもなかったのだ。 　結婚式の日、シエナは夫となる相手に「高熱」を理由に式をすっぽかされてしまったが……？ 【他サイトにも公開//

　婚約者の王子は、特待生入学の男爵令嬢に首ったけ。 　このままでは、昨今巷で人気の恋物語のように自分は婚約破棄をされるに違いない。 　 　それならそれで、構わない。 　だけど、あの男爵令嬢は王子と結ば//

王女殿下は、気づいてしまった。 最近の流行りは、「王子による婚約破棄」から「王女による婚約破棄」に移行しているのでは？ これは……流れに乗って、婚約を破棄しておくべきでは？ 王女の企てを聞いた補佐官//

　社交界デビューを果たしたばかりの伯爵家の末娘に舞い込んだ、断りにくい婚約の申し入れ。 「私、あんなに恐ろしい噂のある方なんて絶対に無理です～！！　だいたい、どこで見初められてしまったのかも心当たり//

　妖精のような見た目の伯爵令嬢ヴィクトリアは、ある夜の舞踏会にて、貴族の令息に暗がりへと引きずり込まれる。 　力では敵わず、絶体絶命！　 　誰か助けて！ 　心で叫んだとき、幻のように浮かんだのは、会//

「失せろ小娘」 齢十歳にして、婚約者候補に対して完璧なる冷徹公爵仕草の美少年、ミシェル。 「そんなこと言うものじゃないって……！」 同い年の友人として彼をいさめたフレデリク。 すると、話は思わぬ方へ//

アップルビー子爵家の次女コーデリアはすべてが順調だった。 貴族の社交が苦手な「変わり者令嬢」であったが、小説家として生計を立てられるまでになり、王宮騎士のバートという恋人もいる。 バートは爽やかな好//

「処女ではありません……！　あ、相手は、義兄です！！」 　いつも王女プリシラに護衛のように付き従い、振り回されている苦労人の侯爵令嬢・ミシュレ。 　あるとき、プリシラが王家の儀式を強行すると言い出し//

　絵画、音楽、舞踏、詩、演劇、彫刻、建築。 　魔力を持つ者によって作られた芸術作品が「魔法」を帯びる世界。 　「魔法」を持つ芸術品は有用であるとみなされ重宝されるとともに、芸術品の劣化によって「魔法//

　浄化・癒やし・恵み――三種の魔力に秀でた少女こそ、次代の聖女。 　聖女は神殿の頂点にして、国王と同等の発言力と権力を持つ強大な存在。 　神殿の奥深くの聖域【聖女の家】に集められた四人の少女たちは、//

　大国の第三王子であるエグバードは、小国の末姫に「一目ぼれ」。 　結婚を申し込み、話はすんなり進んだものの、結婚直前に姫は騎士団長との愛を貫き、失踪。 　残された少女騎士アシュレイに、エグバードは「//

　突如としてよみがえった記憶により、私はとある大人気BL小説の登場人物に転生していることに気づいた。 　イケメンの王様がヒーローで、周囲の美青年・美少年が攻略対象の、各キャラエンドがある乙女ゲームのよ//

人好きのする性格を買われて「男娼」の役目を任された弟アレン。 四角四面な執事の兄レスター。 病弱なお嬢様クララ。 そして、悪魔。 余命宣告された伯爵令嬢クララの最後の望みが「恋にも愛にも時間が足りな//

　身寄りのない魔法使いのアリーナはある日、異世界の神に召喚され、別世界へと渡ることに。 　そこで、なし崩し的に迷宮造成する神の経営する会社の社員となる。 　しかし社長のラインハルトはとにかくやる気が//

「アゼリア、聞いてくれ。こうなったらもう、婚約は、取り消すしかない。僕が愛しているのは、君ではなくナンシーなんだ。君との結婚などありえない」 　夜会の場で、突然婚約の解消、実質の婚約破棄を言い出して//

　無類の観劇好きの王女ユスティアナ。 　いつか自分も役者のように他の人の人生を演じてみたいと思いつつも、叶わぬ夢。 　今日も今日とて、劇場通いの日々。 　推し役者を遠くから見つめるだけで心は十分に満//

　私は母の不倫により、愛人との間に生まれた不義の子だ。 　この家で、私だけが赤の他人。そんな私に、家族は優しくしてくれるけれど……。 【他サイトにも公開しています】

　養護院で才能を見出され、魔法学院に入学したソロモン。 　支援者の“エルヴァスティ伯爵”に、毎月欠かさず手紙を書いていたが、一度も本人と会うことはなかった。 　最後の手紙で勇気を出して「会いたい」と//

つつましく生きて来た貧乏貴族のリジ―。 このたび晴れて決まった勤め先は、なんと第三王子の家庭教師。 　 （絶対にこの仕事、ものにしてみせる！　貧乏生活脱出！） 強い決意を胸に王子のもとに乗り込んでは//

“結婚は済ませておいた” 　簡潔な一文というのは、要領を得た場合のみ有効である。 「なに、お父様。どういうこと！？」 　それだけではさっぱり意味がわからないというのは、用をなさない文章であり、混//

「猫なの？」 　その日はじめて顔を合わせた婚約者は、わたしの猫に優しく話しかけ、猫を婚約者として扱った。 【他サイトにも公開あり】

騎士団所属のフィンレイは、その謹厳実直で潔癖な人柄が災いし「お前には今後複雑な判断を要する重要な任務は任せられない」と団長に告げられる。 そんなことはありません！ 自分、できます！ 言い切った彼に//

魔法使いのアダムは、三年の眠りから目を覚ましたとき、自分が取り返しのつかない状況に陥っていることを知らされた。 眠りにつく前に関係を持った婚約者エイプリルとの婚約は、彼女たっての願いにより解消されて//

　望まぬ結婚を強いられ、はるか年上の男性に嫁いだシルヴィアナ。 　未亡人になってからは、これ幸いとばかりに隠遁生活を送っていたが、思いがけない縁談が舞い込む。 　どうせ碌でもない相手に違いないと諦めて//

　王太子の婚約者である公爵令嬢アメリアは、いつも微笑みの陰に疲労を蓄えているように見えた。 　王太子リチャードは、アメリアがその献身を止めたら烈火の如く怒り狂うのは想像に難くない。自分の行動にアメリ//

　あっ、とか細い悲鳴を上げながら、男爵令嬢アデレードは床に倒れ込んだ。 　か細いながらその悲鳴は「十分に周囲の注意をひく音量」であり、倒れた角度も絶妙。 　その不自然さに即座に気づく要領の良さがあった//

　アラベルは、聖女候補として幼少時より生家を出され、聖堂組織の厳しい環境で育てられてきた。 　十八歳になったいま、押しも押されもせぬ筆頭聖女としてその名を轟かせている。 　その高名を体よく利用する上//

「ミラベル嬢、折り入ってお願いがあるんです。私のことをいじめて頂けませんか？」 　堅物と評判の美青年から、突然の申し出。 　なぜ？　嘘でしょ？ 【他サイトにも公開あり】

　肖像画を捏造して欲しい。 　無名画家レオルニの元へ、成り上がりの富豪から届いた依頼。 　百年後に鑑定されたときに、まるで「王家と縁があったかのように匂わせるような絵」を画家名不詳で仕上げて欲しいと//

　男装の騎士シャロンの主は、類稀なる美貌の姫君、ガートルード。 　大らかで朗らかな性格な姫君だが、シャロンに近づく者には心が狭く手厳しい。ある日シャロンと令嬢が話しているのを見かけるとすぐさま妨害、//

かつて戦場に倒れた英雄の記憶が、ソフィアの中に蘇る。 英雄は、最後の瞬間に自分を看取った天使のような少女を探しているらしい。 少女に託したものが気がかりのようで……。 そんなソフィアの前に現れたのは//

　偶然のめぐりあわせから、豪雨で危機に陥っていた騎士を助けた魔導士のフィオナ。 　無表情でそっけない彼とは、一夜をともにしても到底仲良くなれそうもない。 　 　そう思っていたけれど、顔見知りになって以//

　ある日、豊穣と縁結びの女神の元へ、悩みを抱えた騎士が訪れた。 　その内容は、聞くもおぞましく、悲惨なもので―― ※誤字報告ありがとうございます！ ※他サイトにも公開しています。

これまで公的な場に姿を現したことがないソフィア王女。 その王女が何を思ったか、このたび「国で一番強い男としか結婚しない。我こそはという者は名乗りをあげよ」という布告を出した。 もとめに応じたふりをし//

　孤独な少年魔術師を見守っているうちに、意識の芽生えた鏡である「私」。 　しかし、とある魔術の失敗により、割れて命を落としてしまう。 　生まれ変わった先はその国の王女。かつての知り合いである魔術師サ//

「不貞の事実は無い」 　茶会の場に響いた男の声。その男を責め立てる伯爵夫妻。 　修羅場の幕開けだった。 【他サイトにも公開しています】 ※2022.10.5　ジャンル変更しました。

「あなたのことを、愛したいとは思うんですが……、愛せるかはわかりません」 　折しも、結婚を翌日に控えた日の午後。 　夫となる男性が言ったのだ。 　あ、これは面倒なことになる、とキャロルは直感的に悟っ//

高熱にうなされ、生死の境をさまよった十五歳の夏、アルテミシアは思い出した。 「現代日本」で過ごした日々、好んで読んだ悪役令嬢物語。 異世界転生を……してる！ だが、おそらく己の立ち位置は悪役令嬢物//

婚約破棄の瞬間に我に返った王太子。

滅多に家に帰らない冒険家のリカルドに引き取られ、留守を任された少女カミラ。 成り行きでリカルドと婚約をするも、関係は進展せず。あろうことか、リカルドにはよそに家庭があるのではというあやしい噂もあって…//

一日の仕事を終えて、火の落ちた暖炉の前で愛猫を抱いて寝る。 そんなエリーゼの前に現れたのは、漆黒のローブをまとった魔法使い。 「お城の舞踏会に行かせてあげる」 その提案に対し、エリーゼの答えは……//

──私は好きにした。君たちも好きにしろ。 シンデレラ失踪！？ 憧れの舞踏会に行ってみたい！」と夢を募らせているはずのシンデレラの元にやってきた魔法使い見習いのミカ。物語の筋書き通り首尾よく魔法をか//

　王宮のパティシエ、ジュリアーノは「作る菓子が美味しすぎる」という理由で投獄される。 　仕事していただけなのに！？　と訴えるも取り合ってもらえない。 　作ったお菓子で姫君がふくよかになり、婚約破棄の危//

　森の奥深く。置き去りにされた子どもが出会ったのは、薬草を扱う魔法使い。 　彼は子どもに、「完璧で幸福な子ども時代のために」友だちになる提案をした。 【他サイトにも公開あり】

「良い女ならセクハラくらい受け流せ」って、それ本気で言ってる？ 　かつて世界各地を駆け巡り、数多の冒険者ギルドを利用してきた元勇者。 　それにしても、受付に座っているのは受付「嬢」ばかり。大半が心無//

自らをデザインベイビーで「試作品」と言い張る破天荒なルームメイト・アリヒト。 学校卒業までに適切な人間性を身につけないと、廃棄処分にされるという。 生活がめちゃくちゃなアリヒトのサポートを任されたサー//

　日夜魔法の研究に明け暮れている第二王子。 　ついに父王は、すみやかに相手を選んで結婚するよう命じる。これに反発した王子は、思いを寄せる令嬢がいると黒髪の麗しい少女を連れてきた。 　王子の大切な黒猫//

　飛空艇乗り、空賊でありながら「姫」と呼ばれるアッカ。 　あるとき国王に呼び出され、国境を荒らす古竜の退治を要請される。 　難しい依頼内容ながらも、飛空艇に常駐する「空飛ぶ素材屋」リクハルドのすすめ//

　かつて、その平穏な日々の為に膝を屈した王子様がいました。 　城の裏庭で園芸をたしなむ姫と、その近衛騎士（美少女）と 　平和な国ゆえに血の気溢れつつも仕事をしない騎士たち。 　血塗られた過去は、今//

　高校生の木崎アキラは、目覚めると異世界の「聖女候補」の身体の中にいた。 　「聖女候補」は近々開催される「聖女試験」に参加しなければならないという。 　しかし、アキラの入り込んだ身体の持ち主は、女性//