短編集『あの歌が街に流れていた』

作成ユーザ: 双瞳猫
街のどこかで、いつもあの歌が流れていた――。
1980年代から2000年代のJ-POPをモチーフに、忘れられない人生の瞬間を描く短編集です。

カセットに録音したラブソング、ウォークマンで繰り返し聴いた失恋バラード、仲間と肩を組んで歌った応援歌。時代を彩った名曲たちが、登場人物たちの恋や友情、夢にそっと寄り添います。

読み進めれば、あなたの胸に眠る思い出のプレイリストが再生される。そんな物語をお届けします。

夜明けの漂流者(A Tribute to "Shinya Kousoku" by Flower Companyz)

仕事と家庭に閉塞感を抱える42歳のサラリーマン、時任健司。 ある金曜の夜、彼は衝動的に車を走らせ、夜の高速道路へと向かう。過去に捨てた夢、そして若くして死んだバンド仲間への後悔と罪悪感を抱えながら闇//
作品情報 N3839LD 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2025年 09月 28日
最終更新日: 2025年 09月 28日
キーワード: シリアス 男主人公 現代 日常 フラワーカンパニーズ 深夜高速

ムーンライト・セレナーデ (Homage to "Moon" by REBECCA)

工業地帯の町で母と暮らす13歳の美月。 家庭や学校に馴染めず、非行に走る彼女は、年上の蓮と恋に落ち家出をする。 しかし、刹那的な自由と愛情の中で、孤独は深まり、母の涙を思い出す。蓮との初めてのキス//
作品情報 N4691LD 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2025年 09月 29日
最終更新日: 2025年 09月 29日
キーワード: シリアス 女主人公 現代 青春 私小説 母娘の葛藤 思春期 MOON 和解 成長