輪廻の狭間　(『夏のホラー』投稿作品集)

私は、いわゆる『見える』のでした。 女の子として生まれた私が『見えだした』のは、４歳の子供の頃からでした。

中学３年生の夏休み。 中の良い男子５人組は、近場にありながらも有名な海水浴場へ行く事にする。 しかし、僕達が実際に泳ぎに来たのは、海水浴場では無かった。 その海水浴場を通りすぎた先にある、河口付近の砂//

昭和５５年の夏。 とある田舎の農家の小学４年生の娘は、家の近くを流れる小川で、自分の所の畑で育てたハネモノ[売り物にならない物]の野菜を、洗って居た。 するとそこで、生まれて初めてカッパに出会ったので//

スーパー・マーケットでのパートの仕事を終えた｜瑠璃子《るりこ》は、娘の｜希未留《きみる》を保育園へと迎えに行くところであった。 この日は朝から雨模様ではあったが、この時間、辺りは土砂降りの雨となってい//

　とある県内の高校に通う吉川香奈は、３年前の中学２年生の夏に一生忘れる事の出来ない体験をした。 それは、学校に伝えられた噂話。いわゆる『学校の怪談』を調査してる時に起きた事だった・・・。 全９エピソー//

会社員、嶋　シゲユキ　は、何時もどうりに自家用車に一人乗り込み、早朝に会社へと向かって居た。 会社へと続く道のりの途中、彼は長いトンネルへと差し掛かった。 車内には、早朝なのにラジオ怪談が流れていた・//

お盆休みに幽霊が・・・。

父親の私は、小学生最後の夏休みを過ごしていた娘と二人で、平日の遊園地に来ていた。 少し遅くたどり着いた遊園地は、人も少なくなり始めていたので、乗りたいアトラクションに次々と乗る事が出来た。 そして、遊//

数年前のこと。 入院した私は、病院内の階段に座る奇妙な少年を見掛ける様になった・・・。

夏も終わり頃となった、ある日。 僕は友人を誘って肝試しをする事にした。 それは、ある友人を騙して、脅かす為の計画だった・・・の・・・だが・・・。

都心に在るＳ駅　そこは意味のある迷宮

鬼ごっこゲームをしてたら・・・。

真夏に眠る少女の畳の部屋には、ラジオがあった。