彼の耳はうさぎの耳

ある日、教室でいつものように友人たちと話していると「動物に例えると何？」という、よくある話になった。そして学校の王子様である彼は――？

友達の奈々と美弥子に連れられて、サッカー部の練習を見学している若葉の目に一人の部員の姿が飛び込んで来た。楽しそうに練習に励む彼の姿はまるで――。 ※「彼の耳はうざぎの耳」続編です。

学校の廊下で転んだその日から友人の直人の頭の上に「あるモノ」が見えるようになった。これはみんなで仕掛けたどっきり？それとも――。

新学期早々、高熱で寝込んでしまった若葉。 そして一週間ぶりにようやく学校へ行くと、高校で王子と呼ばれるクラスメイトの頭に「あるはずのないもの」が視える。 ハッキリと視えるのに、それは若葉にしか認識され//