【長編11】幼馴染の彼女との、近くて遠い心の距離
俺の幼馴染は、色が見えない。世の中の全てのものを白か黒かと、色の濃淡でしか判断できなくなった彼女は、いつしか心を閉ざしていった。
それは仕方ないことだと思っている。無理に引っ込み思案になってしまった彼女を変えるのもどうかと思う。だけどそれだと、俺が彼女のことを好きだという気持ちは、曇ったままになってしまう。彼女を助けなければいけないから、いつも一緒にいないといけないから。隣にいて感じるこの気持ちを、好きだと勘違いしている。俺は、本当の意味で彼女を好きになりたい。
これは一番近くて一番遠い、幼馴染の二人の物語。
それは仕方ないことだと思っている。無理に引っ込み思案になってしまった彼女を変えるのもどうかと思う。だけどそれだと、俺が彼女のことを好きだという気持ちは、曇ったままになってしまう。彼女を助けなければいけないから、いつも一緒にいないといけないから。隣にいて感じるこの気持ちを、好きだと勘違いしている。俺は、本当の意味で彼女を好きになりたい。
これは一番近くて一番遠い、幼馴染の二人の物語。
幼馴染の彼女との、近くて遠い心の距離
幼馴染の雲雀は、色が認識できない。世の中のすべてのものを白か黒かと、その濃淡でしか判断できなくなった彼女は、いつしか心を閉ざしていった。
俺は雲雀が明るく元気だったころから、彼女のことが好きだった。今//
掲載日:2020年 01月 28日
最終掲載日:2020年 04月 21日
キーワード:
日常
青春
男主人公
学園
現代
ハッピーエンド
幼馴染
ネット小説大賞九
ネット小説大賞九感想