短編集～現代もの

あたしの隣人でもある完璧人間、佐伯　祐介は最低な人間だ。特に恋愛ごとに関しては。そんな最低な隣人の忠犬になったあたしの話。

あたしは忠犬をしている。外面完璧で目が笑っていない最低な隣人の犬になったあたしのある日の出来事。

自分の左指に括り付けられた赤い糸が見えるとしたらどうだろうか。彼女の糸は猫に繋がっていた。 赤い糸に導かれて寄り添う二つの魂の物語。

ある特定の物質に対して起こる免疫の過剰反応、アレルギー。美鶴の場合はある特定の人物に対してアレルギーを引き起こす。「私の体のすべてが翔を拒絶している今、心だけが翔のことを求めている――」

　今日から日記をつけ始めることにした。日記のネタになりそうな変わった奴に出会ったためだ。記録しておいても面白いかなと思ったので、つらつらとその日あった出来事を書いていきたいと思う。 　口の悪い女子と変//