異世界恋愛っぽいもの

※『におい』の表記について。 　このお話では『臭い』『ニオイ』『匂い』が同じものに使われますが、誤字ではありませんのでご了承ください。 　様々な獣族、人族、獣が存在する世界。 　獣族は生まれて成人す//

ウサギの国のお姫様のプティラとオオカミの国の王子様のダイはオオカミの国でひっそりと結婚式を挙げていた。 ひっそりの理由は、みんなあんまり興味がないから。 ２３番目姫君と１３番目王子。しかも政略結婚のく//

フィン殿下は私に会う度にいつも同じことを言う。 「婚約破棄だっ」 だから、私も同じことを返す。 「殿下、それはお一人でお決めになることではありませんわ」 檸檬の木の下は彼を大切に思う気持ちで溢れてい//

※このお話だけでこの話は分かるように書いていますが自作「例えば、こんな婚約破棄は許せますか？」https://ncode.syosetu.com/n1497id/の内容を含む後日談となり、ネタバレを多//

干ばつ続きのグランフィリア公爵の領地は、産業が衰え没落寸前だった。 そこにやってきたのがメイデルジョウ商会の次男坊エリック。 公爵の一人娘であるエリカとエリックの縁談が結ばれれば、紹介からの援助が得ら//

グレーシアは少し変わったところのあるお姫様。タンジーはその隣国の王子様で、彼女の婚約者（仮）でもある。 タンジーはグレーシアの国で今、剣術の修行中。そして、ひとつ年下のグレーシアが留学先の学校から秋季//

ある夜の出来事。国王カーマインの弟であるダルトンが、「真実の愛」を見つけたと叫んでいた。 人間に興味がないのではないだろうかと思っていた弟がそんな相手を見つけたのだから、兄としては祝福してやりたい。し//