持ち回り企画○○杯

彼女は、蛍のように。 それが、恋ができない理由。

見惚（みと）れて近づいたものは、皆崖下の池へまっ逆さま。ついたあだ名は、見惚（みと）れ殺しの崖桜。 ※桜、ときて抱く暗いイメージ。そのイメージを払拭したい――それが執筆動機です。

夏の終わりが近づいた頃、もう一度君に。 あなたに会うために、わたしは。 あなたに会うために、オレは。 いくつかの帰還、いくつかの再会、いくつかの――― 夏の終わり、もう一度あなたに。 夏の終わり、//

ちくたく、ちくたく、かち、こち。 今日も時計を見つめる糸子。 そんな糸子が見つめる先は―――頭の、上。 頭の上の、恋の赤い糸ならぬ、恋の時計。 2019年カクヨムにも掲載

恋叶わなくば、融けて雪に還る。 ※１.登場人物はすべて人外です。 ※２．持ち回り企画○○杯シリーズ、榎橘杯参加作品。

　小人が恋の○○○なはなし。 　十二月一日朝、失恋した彼女のところに小人がやってきて……？ 　しかもなんだか「やかましい！」な小人で。 ※作者からのお願い……前書きから必ずご覧ください。後書きも必ず//

この作品は、…………あらすじがうまくかけませんので、キーワードで推測していただきたい所存。 博打打ちましたよこの作品。だって賭けに出すぎてあらすじ浮かばん。 ※一応一言で現せば“神社の巫女さんその実態//

決して、笑ってはいけません。一生懸命なんです、彼は。 ※題名の意味は、本文でお確かめください。ヒントは、作中後半での台詞。 ――さあ、観客の皆様。 吹き出す準備はよろしいですか？ なお、お食事中の方は//

むかしむかし、魔族と妖は仲違いをし、争いました。 彼らの神さま、魔神さまは調停に辟易し、叫びました。 『おまいら、結婚しちまえ！』 そうして、魔神さまプレゼンツの政略結婚が始まりました。 『え、//

　舞台は近未来の地球。 地球に、やつらはやってきた。 　ロボットが、今日も地球の平和を守るべくたちあが―― 「立チソムケル？」 　背けてどうする。 　立ち背ける――いや、違う。立ち上がったのは、//