公式企画参加作品集

　俺の友達のTは最低な野郎だ。ろくでもないことに頭が回り、変なところで行動力がある…… ※「秋の文芸展2025」参加作品です。

　私と彼女は過酷な環境で姉妹のように、互いに支え合い友情を育んでいった。 ※「秋の文芸展2025」参加作品です。

　私が水の中を覗き込むと、いつも目が合う。 　※夏のホラー2025参加作品です。

　特殊なミカン「タベ・タラ・ア・柑」の水やりをすることになった俺。そのミカンは、水やりの方法を間違えたら爆発するらしい！？ 　※夏のホラー2025参加作品です。

　明るく、笑顔が素敵で、クラスの人気者だったS君。 　しかしS君は恋をしてしまったことで変わってしまった。彼は夏のプールの中で、恋に落ちたらしい……。 　※夏のホラー2025参加作品です。

　この水族館は魚よりオバケの方が多い。 　幽霊たちはそれぞれ、楽しく水の中を泳いでいるが…… 　※夏のホラー2025参加作品です。

　その水族館では生息環境を問わず、大量の海洋生物が展示されている。 　海洋生物を愛する海原氏によると、その秘密は「水」にあるらしいが――？ ※夏のホラー2025参加作品です。

　何をやっても報われない、生き辛さを抱えた私。 　貧しく見た目も悪いが、それでも唯一「ものを書く」ということだけは好きだった。できると信じていた。 　けれど、それすら否定するような言葉を投げかけら//

　街の一角にある中華料理屋・昇竜軒で提供される「激辛！　にんにくマシマシ餃子」には人肉が使われている。 「辛さとにんにく、ニラの香りで人肉の味がわからないようにしている」 「店主は裏社会で抹殺すべき人//

『阿吽高校教師陣たちの挑戦状！』 　それは阿吽高校で毎年行われる恒例行事。国・英・数・社・理の五教科を担当する教師がそれぞれ暗号を作り出し、それを読み解いた生徒のいるクラスに賞品が与えられる。ただそ//

　あるボロ寺の和尚が、南蛮菓子『かすていら』を作ることになった。 　ひょんなことから武士に因縁をつけられ「『寺』の者なら『かすていら』を作ってみろ」と無茶な命令された和尚。ろくに知りもしない「かすて//

エリちゃんの帰り道には、ちょっとコワイ人たちがいる。 何をしているのか、なんでそんなことをしているのかわからないその人たち。だけどその奇妙で不気味な行動の裏には、それぞれ事情があって……？

　最初は、「厄介な隣人が引っ越してきた」と思った。 　四六時中、ドタバタと子どもが走り回る音がする。何やら大人の出入りが激しい。たまに、妙な人間が隣人の様子を尋ねてくる。 　迷惑な隣人は、一体どん//

　どこにでもいる普通の百姓のおばちゃん・千代。しかしその正体は忍者である。そんな彼女はどうやら手紙を運んでいるようだが、その道中でトラブルに巻き込まれて――？ ※秋の歴史2022参加作品です。

　ボランティアで地元の小学生と共に肝試しをすることになった高校生の私（矢田）。 　ペアを組んだ少女・吉田心愛は突然、肝試しの舞台である×××様の前で歌を歌ってはいけない、と口にする。 　特に肝試し//

オカルトマニアの「僕」は深夜ラジオで怪談が放送されると聞き、喜々としてそれを耳にする。しかし、ラジオから流れる「怪談」はなんだかおかしなものばかりで…… ※夏のホラー2022参加作品です

　「銀色の髪が珍しい」という理由で後宮入りが決定した主人公・花。 　花が後宮に連れていかれたその日、妃の一員である霧絵が桜の木の下で首を絞められ亡くなっていたという情報が飛び込んでくる。 　後宮に残//

　私は流れ星が嫌いだ。 　空にあるべき星が降ってくるなんて、不気味なことだ……だが私の弟の数馬は流れ星に夢中で、いつも夜空を眺めてはきゃっきゃとはしゃいでいる。 　そんな数馬がある日、「星が降って//

この国では流れ星が毎晩のように見られます。 なぜなら流れ星職人のステラが星を砕き、流れ星を作っているからです。 そんなステラはなぜ、流れ星職人になったのでしょう——？