怪奇短編群

『死ね、死ね、死ね、死ね』 乱暴な字でそう書かれた手紙の束が、今朝俺の靴箱の中に突っ込んであった。 誰が、何のためにこんなことをするのか？ 悩んだ挙句、俺は親友の岩本に相談することにした。

夫と喧嘩して家を飛び出したその日。 道で偶然見かけたお婆さんに親切した私は、お礼に数枚の紙切れを渡されることになる。 それは『ラ・プール』という名の怪しげなレストランへの食事券であった......。

私は書店でアルバイトをしている花の大学生。 今、バイト先に出没するストーカーに悩まされている。 私はいつか、奴に殺されるかもしれない......。 でも、警察はなかなか動いてくれない......。 悩//

妻が難病に罹り、夫である俺は失意のどん底にいた。 この悪夢のような現実から脱却したい。 そう思ったとき、三つの目を持つ男が俺にある提案をしてきた。

小学三年生の夏。 僕はあることがきっかけで、虫の死骸を喰うことが止められなくなった。 いつも躊躇はするのだ。 しかし、決まってあの音が聞こえてくる。 常人には聴こえない、魅惑の音色が......。

僕のママは明るくて、優しくて、気品がある、素晴らしい人だ。 しかし、誰も気付かない。 ママには残忍に歪んだ恐ろしい裏の顔があるということに......。

僕は深夜、病室の前に現れる謎の老人に毎日苦しめられていた。ひょんなことから、僕とその変な老人は奇妙な友情を育むことになる。医者？患者？それとも幽霊？彼の正体とは一体......。

ーー魅惑のダガーナイフ。 ある日、変わり者の男がそれを道で拾った。 そのナイフを手にした日から男は次第に狂い、人生の歯車さえも奇妙に歪んでゆく......。 ＊残虐な場面や変態的な場面が出てくるので//