物語を語ろうシリーズ

　都市伝説のピエロ。 　それは友人をからかう為に想像し創造した作り話のはずだった。 　しかし、その作り話が悪夢のような現実となった。 　次々と行われる残忍なショー。 　恐怖に怯える犠牲者達に少年は尋ね//

それは年に一度人知れず行われる生贄の儀式。 一番端の教室がその標的。 消える教室。あるいは消された教室。 その教室にいた生徒はいなかった事にされ、そのクラスの存在も学校から抹消される。 ただ、空き教室//

人間が召還した妖怪カミキリバサミ。 願いと引き換えに１３人の髪を切っていき、 髪を切られた女性は呪われる。 そんな噂がある街で流れる。 主人公は妹の髪を切ったのを変質者なのだと考え犯人を捜すが…

我輩は私立方利辺小学校の理科室に配属された人骨模型である。 名はチャーリー。 仕事は見られる事。模型なので当たり前である。 …だが、最近は怖がられることも仕事になった。 七不思議というものの一つにされ//

とてもとても幸せな時間。 誰かが言っていたような気がする。 ごく普通のどこにでもいる家族だって…。 そう。 その通りよ。 だからこそ、幸せだった。 幸せ…だった？ 　そう、あの時まで…。

「飛び降りるとでも思った？」 「いーや、全然。そんなこと思ってないよ」 人気のない屋上で交わされた、ヒドデナシ達の会話。

1年前に唐突に告白されて彼女と付き合い始めた。 彼女については知らない事だらけだったけど、何故か彼女は自分の事をよく知っていた。 だが、彼女の事を知らないのではなく、彼女が知らせまいとしていた事。 そ//