幻想小品集
それまでの記憶を失い、退廃の街で生きることになった少年少女のお話。
闇が囁き、果実が歌い、雲間の光は鐘の音を降らせる場所で起こる、断片的な物語。
闇が囁き、果実が歌い、雲間の光は鐘の音を降らせる場所で起こる、断片的な物語。
Op.3_2 [世界は無限に因って閉ざされている]
どこまでも暗くて、どこまでも淀んでいる。
隣人である闇は常に囁きかけ、生きるものを惑わす。
それでも、翳りの街は完成された世界だった。
街に端は存在せず、ゆえに中心も存在しない。
端を目指//
掲載日:2015年 04月 26日
最終掲載日:2015年 04月 28日
キーワード:
ファンタジー
記憶喪失
異世界
少女
少年
Op.3_2 [翳りの街のピアニスト]
――雲間から射す光と鐘の音は、〈翳りの街〉の退廃の色を濃く浮かび上がらせる。
そこでは空は常に灰色で、不安が降る。不安は積もりに積もって闇となり、問いかけることを覚える。そして人々の耳に入り込み、//
掲載日:2015年 04月 29日
最終掲載日:2020年 10月 09日
キーワード:
ファンタジー
記憶喪失
異世界
少女
少年
天使
ピアニスト
音楽