医療界的手記

作成ユーザ: 仁科理人
言われてみれば、他業界の職種事情なんて全くわからない。パティシエの過労死ニュースをみてそう思った。

 看護はあなたのワガママのためにある訳じゃない。他スタッフのカバーのために仕事してる訳じゃない。なのになぜ、「自分は病人なんだぞ!」なんて踏ん反り返る人や、看護の業務以外で抜けるスタッフの分まで仕事をしないといけないのか。……そう思って仕事をしている自分は(スタッフのことを除いて)、患者とその家族から、看護職について理解を得られることは難しいのではないかと感じる。

 例えばさっきあなたが「痒いからどうにかして」とかいうナースコールに対して(Dr処方のクリームの塗布介助をしたり、冷やしたりとできることはやった後)、「じゃあ今後はクリームぬれるように手元に置いときますね」と置いたら「自分では無理」とかただをこねる。明らか麻痺はないし、自分でできることもやろうとしない。そんな人の相手を10分する間に、重症な人、唐突に指示を出すDr、クレーマーな家族……。それらの対応を数人でやらなきゃいけないんだよ。でも、わからないんだよね。そんな事情。


……ここでは、心を殺して手を抜かざるを得ない仕事を、贖罪するため記します。

倫理戦争①

病院、という特殊な環境下でのある一幕。『正解』は存在するのでしょうか。
作品情報 N0650FT 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 09月 10日
最終更新日: 2019年 09月 10日
キーワード: 日常

倫理戦争②

医療者とは何か….?綺麗事では終われない、とある独り言です。
作品情報 N1869FX 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2019年 12月 06日
最終更新日: 2019年 12月 06日
キーワード: 日常

倫理戦争3

個人的な備忘録です。
作品情報 N1163KC 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2025年 06月 10日
最終更新日: 2025年 06月 10日