愛を奏でるマリア

名門音楽学校「松朋音楽学院」の高等部三年・日向遙希(ひゅうがはるき）は、専攻するヴァイオリンの腕前は超一級。 生徒会長で成績も良く、教授・生徒から信頼が厚い。 しかし、実は自分の気に入らない人間は裏で//

ピアノの天才少女・松朋音楽学院高等部一年生の小野真璃亜の前から、先輩の日向遙希が姿を見せなくなり約一ヶ月。 その夏休みの或る日、日向が突然、真璃亜の部屋に現れ言った。 「真璃亜、俺はヴァイオリンを辞め//

ピアノの天才少女・小野真理亜は、松朋音楽学院高等部一年時のクリスマスイブを先輩の日向遙希と共に過ごす。イタリアンレストランでのランチ、買い物やお茶に興じる二人だが……。

日向遙希、十二歳の夏。美しい年上の美大生・倫絵と出逢う。倫絵は遙希の下の兄・紘樹と婚約するが……。 遙希が松朋音楽学院高等部に進んだ春、倫絵は自宅のアトリエに遙希を呼び出し、絵のモデルになって欲しいと//

ピアノの天才少女・小野真璃亜は松朋音楽学院を卒業し、先輩の日向遙希と同じ東応大学に合格した。 その合格祝を二人は日向の系列ホテルで祝うが……。

浅いあさい眠りの中で 誰かに名を呼ばれたような気がして “マリア” それはひどく懐かしい響きで “愛しているよ” その甘い囁きに 何故だか涙が溢れてきて そうして彼女はその朝を迎えた……。 日向遙希//

ピアノの天才少女・小野真璃亜は、愛する先輩・日向遙希と同じ東応大学の入学式に臨む。 その入学式会場で日向と待ち合わせをしている彼女の前に、突然現れた人物は……。

ピアノの天才少女・小野真璃亜は愛する先輩・日向遙希とある月の美しい夜に……。