グランディア王国シリーズ

異世界にトリップした。 結婚を強制された。 帰る術も無い。頼れる者も無い。右も左も分からない異世界で、確かに拒否権はない。 ――だけど、一つだけ、どうにもならない問題が……ある。 ◆◆◆サイトで公//

　「異世界人との結婚は、王国に安寧と平安を齎し、至上の幸福へ導く」 　そう言い伝えられるグランディア王国に召喚されたマゼルは、国王と穏やかな愛情を育み、幸せに生きていた。 　――幸せだと、信じていた。//