冬の童話集

むかしむかし。ひとつのどんぐりが芽吹いた。 いつしか大きな木になり、根元には道が出来た。 木は周りを巡る環境を愛した。 季節も鳥も虫も、通り過ぎる人達のことも。 そんなある日。 根元で1人の男が亡く//

僕は目が悪い。 シャンプーとリンスを間違えるから、お風呂にも眼鏡したまま入る。 だけどその日は無意識に外してしまったみたい。 一体どこで外したんだっけ？

サンタクロース様が使い魔がひとり、ぬいぐるみ作製部門ネコ隊リーダーのスノウは今年も無事プレゼントのぬいぐるみを作り終えた。と、思っていたのだが…ぬいぐるみの流行りが変わっただと！？クリスマスまで後2週//

孫娘のマリーが屋根裏部屋から見つけてきたぬいぐるみは、おじいちゃんの初恋にまつわるものだった。 雪降る夜に、懐かしいあの日が思い出される。【冬の童話祭2023】

ゆっちゃんはくいしんぼう。今日は何が食べたいのかな？冬の童話祭2024参加作品。

むかしむかし、あるところに小さな王子さまがいました。小さく気弱な王子さまは他の兄弟からいじめられていたのです。 ある日王子さまが願うと、夢の中に悪魔があらわれました。「おまえの望みを叶えよう」と。 空//

街に住むエインズは優しい母と人形師の父の間に生まれました。エインズの夢は人形師になること。でも十二才のある日、両親は流行病で亡くなってしまいます。 そんなエインズに母の兄夫婦と名乗る人達がやってきて…//

私の名前はききら。フツーの小学四年生。……だったんだけど、空から星の立て髪を持つライオンが降ってきて。 「えらばれし者よ。ひれふすが良い」 わたし急いでるのに！　なんなのこいつ〜！ フツーの小学四年//