テーマ詩集：あたし

　あたしの身勝手で大好きなあなたに。 　そろそろ、ごめんなさいをしなきゃならないのかもしれない。

　個人情報？　あたしはあたしだけど？

　へろぉ♡ 　かしこいあたしが、いいこと教えてあげるね。

　あたしは、ひとりじゃやっていけない。 　あたしには、愉快な仲間たちが必要だ。

　背中から翼をはやして、おっぱいまるだしで飛んでたあたしに、ソラネコとラクダたちは、だいじなことを教えてくれた。

　みんなの知らないあたしがいるんだよ。

　あたしはへたっぴだ。 　でも、あなたに嫌われたくない。

　あたしはじつは、バイリンガル！ 　ねえ、ほめて♡

　あたしのフライトプランは四字熟語。

　あたしはあたしの物語の主人公。 　もうちょっと、チートにしてくれると助かるんだけど。

　あたしには、よくわかんないけどほしいものがあるから。 　さかあがりを練習しといて、ほんとうによかったっておもう。

　墜落でも、不時着でもなくて。 　これは、あたしの胴体着陸。

　あたしってば、意外なことに反省じょうずだったりする。

あたしは、めいっぱい、ぐーたらがしたい。

　あたしはやるときはやる！

　あたしに四天王が、もしいたなら。

　あたしが逃亡者へと身を落としたあらまし。

　あたしのホライズンは、ホライゾンよりかっこいい！

　あたしはこれから次回予告をする。

　あたしには頼りになる背もたれがある。

　ぽんこつのあたしは、あたしの|Mk2《マークツー》が届くのを待っている。

　特別な日じゃなくても、毎日の人生にもよおすのがあたしの宴。

　あたしはお上品だから「お汁」ではなく、「おつゆ」と呼ぶことにする。

　斜めから見おろす3Dっぽい視点より、正面からじっとみつめて笑いかけるのがあたしの愛想メトリック。

　肘に膝。 　あたしはあちこちとんがってるいきものだけど。

　あたしのきもちも知らないで、好き勝手言ってくれる連中をしめだして、あたしはあたしぼっちになろう。

　あたしは行くぞ！ 　あたしは行くのだ！

　両肩に大砲をかついだあたしキャノン。

　理屈じゃないの。 　これぞあたしのファンタジー。

　あたしの側近は、ピンチに右往左往で役には立たない。

　あたしのライバルが、Take it easy！　って声をかけてくれた。 　かちんっ！

　あたしの一週間は、くりかえされる7日間戦争。