ゴンドア英雄譚

「世界は、一人の英雄では支えきれないほど広大である。
　このゴンドアという大陸に於いて、英雄は、物語の数だけ存在する。
　そして英雄は、物語の中で様々な姿を取ることだろう。
　あるときは、巨人の少女と機関士の少年、またあるときは龍の背に乗る少女騎士、あるいは、市井の中で隠れ住む泥棒や、一見ただの行商人も、もしかしたら、明日の英雄になりうるかも知れない……
　英雄とは、なるべくしてなるものではなく、結果的にそう呼ばれるようになってしまったもの……
　なのかも、知れない……」

二瀬幸三郎です。
このシリーズは、〈ゴンドア〉という共通の世界観を舞台に、長編、短編問わず、思いついた物語を綴っていく方向で考えております。
何処まで続けられるかはわかりませんが、お時間が取れるときにお付き合いいただければ、幸いです。
それでは