クレール　光の伝説

短編連作の異世界ファンタジー小説シリーズです。


山間の小公国を襲った火山噴火と異形の群れは、密かに大陸全土を侵蝕する人食鬼の先兵だった。
彼等は一人の公女からは家族を、一人の男からは過去を奪った。
人知を越えた力を手に入れてしまった彼らは、互いの失った物を探す旅の道行きとなる。

公女の名はクレール、男の名はブライト。

二つの「光」の行く手には、赤い目をしたオークの群れがいる。