true177の短編小説１０作詰め合わせ【３】

　自転車で下校途中だった晴喜（はるき）は、カラスに襲われるもこれを撃退する。すると、ポトリと何かが地面に落ちていて……。

　傲慢な態度を取っていると、それは自分に跳ね返ってきます。

あの頃の君は、もっと気遣いができる憧れだったのに……。どうして、今はこうなっちゃったんだろう。今日こそ、きっと元に戻ってくれるよね？　そうだよね……？

『俺、東大に行く』 　野球部を引退したばかりの体育会系男子は、そう無謀な目標を言い放った。身の程を知れ、身の程を。 ※ハーメルンにも同一作品を投稿しています。

その日、義明（よしあき）が見える世界は歪んでいた。誰にも構われず、異様に静まり返り、果てには優等生である千陽（ちはる）までが学校を投げ出す始末。彼女を追った義明だったが、だんだん世界の綻びが見えてきて//

　もうずっと、車を走らせている。どこまで逃げればいいのだろうか。いや、どうしようもないのか。 　俺を導いてくれるのは、『ルート』だけだ。これだけが、俺の頼りだ……。

余りにも中身のない俺の彼女、恭子（きょうこ）。今日もまた、ろくでもない動機で遊園地に連れていかせやがって……。でも、もういい。今日で、この関係を全部終わらせる……。

旅立ちが近づく、三月のある日。幼馴染を振り向かせる最後のチャンスに、秀一（しゅういち）は挑もうとしていた。その後起こる、大爆発があるとも知らずに……。

『今日という日のために、これまで頑張ってきたんだよ！』 高志（たかし）と麻衣（まい）は、幼馴染で悪戯好き。何かと意気投合して、非日常を楽しむようになる。『二人でいれば、なんでもできる』、それが合言葉だ//

表があれば、裏もある。