騎士と魔人

　騎士ユリウスは、武骨一辺倒の男である。 　その彼が筆を執ったのは、国の威信をかけた武術大会の後の晩餐会で出会った隣国の麗しき令嬢、カタリーナ嬢に手紙を書くためであった。 　慣れない文通を通して心を通//

ナーセリの騎士テンバーは、今日も魔人と戦う。 「騎士ユリウスの文通」のスピンオフ的作品です。カクヨムにも投稿しております。

尚武の国シエラの騎士コキアスは、己が騎士に向かない性分であることを密かに恥じていた。 魔人討伐の任務で出会った隣国の騎士ユリウスから、彼の妹の話を聞いたコキアスは、自分の胸が高鳴るのを感じる。 「騎士//

領主の娘ラーシャは、瘴気渦巻く集落から住民を避難させるため一人走っていた。山から魔人が下りてくれば、何人の住民が犠牲になるか分からない。 「騎士ユリウスの文通」の前日譚的なお話です。

かつて、魔王と戦う騎士に選ばれながら、戦うことなく落伍してしまった騎士ハード。 その雪辱を期すために平和な国を出た彼は、魔人を求めて彷徨い歩く。 「騎士ユリウスの文通」の後日談的エピソードです。

ナーセリの騎士リランの書き残した、二体の魔王が出現した未曽有の危機当時の騎士たちの記録。 「騎士ユリウスの文通」の作中に登場した騎士と魔人について解説した資料集的なものです。 「騎士ユリウスの文通」//