波待ち。
晴天の海辺で、偶然再会した二人。 萩原蒼(そう)と一ノ瀬澪(みお)。 高校時代、特別な関係ではなかったはずの二人は、 大人になり、それぞれに“過去”を抱えていた。 家族を失い、すべてを背負って生きてきた蒼。 誰かに支配され、自分を見失ってきた澪。 再会をきっかけに、少しずつ距離を縮めていく二人。 だがその裏には、取り返しのつかない選択と、 乗り遅れた“人生の波”があった。 サーフィンのように、 人生もまた、待つだけでは何も変わらない。 これは、過去に縛られた二人が、 もう一度“自分の人生”を取り戻そうとする物語