短編集

「ひっ、なななにすんの？！」「……キス、しただけなんだけど」「ああああ、別に嫌って訳じゃないんだけどね？」「じゃあいいだろ？」「もうちょっとお手柔らかに！恋愛初心者なんで！ね？」少し監禁癖のある男の子//

「家族っていいと思わない？特に兄弟っていうものはこの世で一番美しいものだ。美だよ、美」そう声を掛けてきたのは見知らぬ人でした。家族に捨てられた少女と家族を心から愛する男の話。少しだけ血の表現があります//

「ぎゃあ！」「色気ねえ声、食事中にみっともねえだろ」「だってここのお店絶対高いでしょう！？」「別にこんなもんだろ、奢られる立場がぴーぴー言うんじゃねえよ」「でも！」「上司の顔立てさせろ」こんなノリのお//

私はベットしかない真っ白な部屋に住んでいる。彼と２人で。ここから出ることはない。彼が許す限り。駄々っ子な彼と保護者な私。恋でも友情でも家族でもない、何か。

和真は嫌な男だ。どうしようもない気持ちになる。だけど、私はもっと嫌な女。なんで、私なの。私じゃなかったら、答えてあげられたかもしれないのに。後味の悪い話。誰も報われないどろどろした話。

よく日差しが当たる、こぢんまりとしたおしゃれなカフェ。バイト募集中！と書かれたちらしを片手に扉を開けると、イケメン店長がいました。だけど、あれ？何かやばそうな空気が漂っているんですが！？ここってかわい//