詩❲恋愛❳

陽射しが与えてくれた熱は 夜の闇が奪い去っていって 空気も生命も時間でさえも 凍りつくようなそんな時間 微かに感じられる温もりが 凍りついた時を溶かしてく

毎日繰り返される景色 だけど今日は少しだけ特別な景色 その景色をあなたとともに見ることができる そのことをただ、感謝しよう

君と一緒に描く未来は 鮮やかな色で輝いて

呼びかけるときには名前を呼んでほしい そう思うのは、わがままかな？

心臓の音って こんなにも大きいんだって初めて知った 心臓の音が聞こえやしないかって 不安になることは本当にあるんだ

なんて下らない なんで降らない 支配したいって こういうこと？

何のために生きているのか 自分自身が分からなくなっていく中で 欠けていく心を埋めてくれるなにかに出会ったとき 変わらぬままではいられない

知られたくない 隠しておきたい けれど、見つけて気づいてほしい それはまるで、かくれんぼ

学生は常日頃から戦いの連続だ 部活で テストで 恋で 時間とも戦い 環境とも戦い そして、己とも戦う 学生は、戦いの連続なのだ

その日、彼は色々計画を立てていた 何時に待ち合わせをして 午前中はあの場所に行って お昼を食べたら午後からはここを回って… 雨になるのは予想のうちだった。 だから、出掛け先も全天候対応できる場所を選//

繰り返す毎日の中で ほんの少しの幸せ

会えて良かった どれ程苦しい状況想いをしても

ただ愛されたいとコイネガウ

本当に魔法が使えるわけじゃない けれど、時々、魔法を使ってるんじゃないかって そう思いたくなることがある

それは真夏の夜が魅せた夢だと思った それは真夏の夜が引き寄せた夢だと思った

私があなたを思うとき あなたも私を思ってくれる でも、同じだけど同じじゃないって思ってること 知ってる？ --------- 詩集「紡ぐ」の「相互作用」というタイトルの作品を ソネット形式で表現しよ//

君と繋いだ絆は今でも…

目覚めると、涙が流れていた 何かを喪失したのか 何が悲しいのか けれど、そこには温もりがあった

誰よりも優しくて 誰よりも柔らかくて 誰よりも甘い そんな風になれる相手を探してる

気持ちのすれ違い 時に心を引き裂いて 時に心を惹きつけて

恋すると、つい臆病になる 未来を夢見る妄想と 今が失われる不安との狭間 もしも〜なら それから〜なら 頭の中で幾重にも 積み重ねられる条件式は 踏み出してみなきゃ 答えは無いのに その勇気がなか//

自分の意思では 止めることが出来ない気持ち 優しく微笑んで 待っていてくれるから 私はただ 落ちていくだけ

好意って 後すれば好きになるとか 分からないから難しい きっとそこには まだ誰も解けない関係式があるに違いない そう思う

吹きぬける風が 刺さるように冷たい けれど陽射しは暖かい そんなある冬の日のお話

請う心　合い重なれば　相思う 月に誘われ　引いては満ちて 本作の短歌の一部は カクヨム様にも投稿しています。 https://kakuyomu.jp/works/1681733065819773//

あなたの側にいるときに 決まって左側にいるときと 決まって右側にいるときがあるのは ちゃんと理由があるんだよ

理由なんか知らないけれど 理屈なんてわからないけど 惹かれてしまうものがある

夜にだけ咲く花がある 月下美人 待宵草 白粉花 茉莉花 烏瓜 夜にだけ見せる顔 あなただけに見せる顔 でもあなたしか見せない顔を 花も、また見ていると あなたは知らないでしょう？

自分の気持ちを後押ししてくれるのは 誰かの言葉より 自分の言葉 何度も何度も繰り返してきた 鎖と楔を解いてくれるのは 誰かの言葉より 自分の言葉

型にとらわれたくない気持ち 型にとらわれていたい気持ち 型にはまってほしい気持ち 型が決まってほしくない気持ち

あなたを想う その火が蒼く染まるほど

肩を叩いて おはようって言って 隣を歩きながら 昨日の話をするなんて 友達だったら当たり前だよね

小さな頃から一緒だったから 一緒にいることを当たり前に思ってる なんでもないって思ってる そんなことないのにね

あなたにお土産に渡したストラップ ト音記号のストラップ 音になって響けばいいと 願っているけど まだ音は鳴らない

その指先はするりと内側に忍んで わたしの知らないわたしの傷を癒やしてくれる その指先はするりと内側に触れて あなたも気づかないわたしの傷跡を増やしていく 刻まれていく痛みに 浸っていたいと望む限り//

目にした景色も 覚えた感情も 切り取られた一瞬は 変わることなく 今も輝いて

切なくても 苦しくても 雲間から射し込むその光に 惹かれずにはいられなくて

ちょっとした時考える ふとした時に考える 気づけばいつでも考えている

燃えるほどに情熱的な愛情なんて暑苦しいだけ たったひととき溺れるのなら そんな恋もいいけれど この先もずっと側にいるなら 一緒に居るだけで温かくなれる そんな相手に思われてたい

逃れられない想いの輪は 逃れたくない願いの輪

身の内に感じる熱 脳の内に囁く声音 わたしは冒されてるんだ

誰かを好きになるってことは 自分の気持ちに素直になること 自分の気持ちを大事にすること 自分の気持ちがあって それから相手の気持があって

踏み込めないことに 心を痛めてたけれど 踏み込めたとしても 心は痛むんだと知る けれどその痛みは、 幸せに囚われた痛み

あなたにとってはひとときだとしても

あの人は冷たい そうでなければならないと 氷のように固まっていて

気づけば目で追っている 気づけば目が追っている 見つめているから 分かることがある 見つめているから 分かってしまう 見つめるだけじゃ 変えられないって そんなこと誰より 分かっているから