愛をしている

高校生の頃、コンビニのお兄さんが好きだった。 「今では『脳の奥の奥の、普段は全く思い出さないもの』の場所へ」

バイトの扉を開いたらまずは挨拶をする。 「今日もきっと何も変わらない事実に、自分に、傷つく。」

女友達が気になる彼に勝手に探りを入れてくれたのだけれど。 「そしたら『知ってるよ。あの可愛い子でしょ』だって。」

－誰かの「せい」じゃない。 彼女がそうしたいからそうするのだと知っている。