人魚三部作
―― さてさて子どもたち、お話をしてあげよう。
―― お話?
―― 一体どんなお話かしら?
―― 悲しくも美しい、三人の人魚にまつわるお話さ。
―― 暗いのはやだな。明るいのがいい。
―― あはは、だがここに来たからには聞いていきたまえ。それに、悪い話じゃないさ。主人公たちはそれぞれ、幸せなんだからね。
―― 悲しい話じゃないの?ハッピーエンドなの?
―― さてそれは、聞いてみてから判断してくれたまえ。では、そうだね、まずは、海で暮らしていた赤い魚の話から、しようじゃないか――。
道化が語る、悲しくも美しい、残酷な人魚の童話、三部作。
―― お話?
―― 一体どんなお話かしら?
―― 悲しくも美しい、三人の人魚にまつわるお話さ。
―― 暗いのはやだな。明るいのがいい。
―― あはは、だがここに来たからには聞いていきたまえ。それに、悪い話じゃないさ。主人公たちはそれぞれ、幸せなんだからね。
―― 悲しい話じゃないの?ハッピーエンドなの?
―― さてそれは、聞いてみてから判断してくれたまえ。では、そうだね、まずは、海で暮らしていた赤い魚の話から、しようじゃないか――。
道化が語る、悲しくも美しい、残酷な人魚の童話、三部作。
赤い魚の一夜
ちっぽけな赤い魚、
たとえその姿が美しくとも、弱肉強食の世界では意味を為さない。
それが満月の晩にだけ、愛という意味を得る――。
※2015/6/16 タイトルを「満月の晩」⇒「赤い魚の一夜」に修正//
掲載日:2015年 01月 04日
最終更新日:
2015年 01月 04日
作品に含まれる要素:
R15
キーワード:
大人の童話
残酷な童話
赤い魚
満月
漁師
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