京洛御伽草子
平家が滅亡し、鎌倉に幕府が立った。貴族から武家に、世の中心が移るころ。京の「鬼市」もまた変化の時を迎えようとしていたが、それはまだ目には見えず、今日もひととひとならぬものが、肩を並べたり、対立したり、日常を続けていた。
京洛御伽草子(きょうらくおとぎそうし) 洛中に八じょうの将監といふものありて
個人的に、「猫の日」(222)企画で書きました。
京の街に住む男は、ある日、不思議なものを目にします。
烏とねずみと猫が口々に「八じょうの将監」なるものに対して、述べるのですが、果たしてそれはなにもの//
掲載日:2024年 02月 22日
最終更新日:
2024年 02月 22日
キーワード:
伝奇
Thanks20th
シリアス
和風
中世
童話風
猫の日
京洛御伽草子(きょうらくおとぎそうし) 甲斐の国には飛首なるあやかしが住まふと云ふ
建暦のころ、京では奇妙な殺害事件が多発していた。誰も入り込めない寝所で、首を噛み切られて、朝、骸になって発見されるのだ。いかなるあやかし、オニの仕業かと京雀は慄きつつも囀っていた。そんなある日、京の少//
掲載日:2024年 07月 04日
最終掲載日:2024年 07月 04日
キーワード:
夏のホラー2024
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和風
中世
職業もの
鎌倉時代
異能力
あやかし
京洛御伽草子(きょうらくおとぎそうし) くれなゐの月を空恐ろしと思ひし者ありたるに
朱い月は、帰り道のだれかを追いかけて、喰らってしまうと言う。京ではそんな噂が、流れては消え、消えては流れる。それは本当なのだろうか。
掲載日:2024年 07月 19日
最終更新日:
2024年 07月 19日
キーワード:
夏のホラー2024
シリアス
男主人公
和風
中世
鎌倉時代
あやかし
異能力
家族
京洛御伽草子(きょうらくおとぎそうし) さへのかみを祀りたる家に訪ふものどもありて
夜に突然訪れる、見知らぬ客は、決して招いてはいけない。それはうわさであり、口伝えであり、義務である。ひとの領域とあやかしの領域を分ける契約(目印)である「さへのかみ」を祀る家では特に。
掲載日:2024年 07月 29日
最終更新日:
2024年 07月 29日
作品に含まれる要素:
残酷な描写あり
キーワード:
夏のホラー2024
ダーク
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平家物語