不老翔太郎　最初の挨拶

「ぼく」御器所一（ごきそ・はじめ）は小学六年生になったばかりだ。クラスに、不老翔太郎（ふろう・しょうたろう）という名の転校生がやって来た。不老翔太郎は、背が高くて一見カッコイイ男子だけれど、実は超変わ//

クラスメートで、ぼくの憧れの生徒である金銀河（キム・ウナ）から「事件が起きた」と電話があった。 ぼくと不老翔太郎（ふろう・しょうたろう）は現場に向かう。 ぼくたちとは、べつの小学校に通う六年生、本郷梓//

ぼくたちの教室で、奇妙な事件が起こった。同級生の亀島（かめじま）佑作（ゆうさく）の給食に、異物が混入されていたというのだ。しかも、これが5回目だという。梅干しの種が、給食にまたも混入されていたのだ。 //

クラスでいちばん体格もデカい荒畑（あらはた）力哉（りきや）が謎めいた体験をしたという。角刈りの生徒たちだけを集め、奇妙な作業をさせられたという。いったい誰が何のために？　まさに「角刈り連盟」事件？ し//