灰かぶりは世界を笑う

『灰かぶりは世界を笑う』から始まる超能力ノベルシリーズ。

　それは今から二九年前のこと、世界に超能力者と呼ばれる存在が突如として生まれだした。生まれも性別も身体的特徴も遺伝的形質も一切関係なく、人々の中に生まれだした超能力者。そんな超能力者たちが住まう『ラボラトリ』と呼ばれる街。政府が定めた特別区域であるそこは、表向きは超能力の研究のために、実際には超能力者の管理軟禁のために日本中から超能力者が強制的に集められていた。

そんな世界の中、主人公我王愛生と灰髪の少女リナリアの二人の出会いから始まる物語。