船田鏡介 怪異短編集
作者の短篇から心霊現象や幻想をテーマとした作品をセレクト。旧作ですが、このサイトでは初公開となります。
鷺(さぎ)の舞
群馬県藤岡市を流れる鮎川のほとりにある割烹旅館に逗留中だった塚原憲司(三十歳)は、通りすがりの中年女性から、鮎川に架かる鷺橋にまつわる奇妙な言い伝えを聞かされる。端の欄干に毎晩石を積み上げてゆく、丑//
掲載日:2024年 07月 05日
最終更新日:
2024年 07月 10日
キーワード:
夏のホラー2024
怪談
呪詛
呪い
民俗学
幻想
土鈴(どれい)
私立大の文学部に通う折井透は、風変わりな喫茶店の常連客になった。初老のマスター、皆方は商売には無関心だが、不思議な術を使って邪悪な霊が憑いた通行人を客として招き寄せ、密かに除霊を行なっていた。
皆//
掲載日:2024年 07月 11日
最終更新日:
2024年 07月 11日
キーワード:
夏のホラー2024
怪談
呪術
民俗学
妖怪
見鬼
呪い
心霊
物の怪
亡者の影
遠い昔の、夏の終わりの黄昏時(たそがれどき)。影踏みに熱中していた私は、見知らぬ男から奇妙な体験談を聞かされる。前途有望な大学生だった彼の運命の歯車を狂わせたのは、父親の代理で参列した田舎の葬儀だった//
掲載日:2024年 07月 12日
最終更新日:
2024年 07月 12日
キーワード:
夏のホラー2024
怪談
民俗学
ふなとさへ
昭和二十五年の秋、川越女子高校の一年生だった岸田恵子は、父親に舞い込んだ再婚話のために心穏やかでない日々を送っていた。自分が反対するようなことではないと思う一方で、若くして結核で亡くなった母が気の毒//
掲載日:2024年 07月 13日
最終更新日:
2024年 07月 13日
キーワード:
夏のホラー2024
和風
昭和
怪談
妖怪
呪術
稲荷
幻想