童話達

男は大切な物を大切にする。 大切な物が心配な男は、どんどん大切にする。 いつしか彼の周りには大切な物以外いなくなってしまった。 大切な物は、本当に一番の宝物だったのだろうか。

耳が短くて足も遅いウサギは、「毛玉」とバカにされていました。 毛玉はある日、カメと友達になります。 カメに助けられてばかりの毛玉。 毛玉はカメに何をしてあげられるのでしょうか。

お腹を空かせて倒れてしまった旅人。 旅人を助けてくれたのはこの国の王様でした。 「代わりに王様になってほしい」 王様になった旅人は、お腹を空かせる事のない生活を送りますが……

　昔々、悪口を言うとスッキリするという、「悪口の岩」があった。 　ある日、村の男が「悪口の岩」に向かって自分の悪口を言われていると知り、怒ってしまう。 　男が「悪口の岩」を割ると、中から悪口達が飛び出//

りっくんは、お父さんのサングラスをかけて格好良くなりたいのです。 でもサングラスは、りっくんにはちょっと大きい。 色々いじっている内に、サングラスを壊してしまいました。 困ったりっくんに、サングラスが//

いばりんぼなオオカミには、ヒミツがあります。 それはオオカミが本当は怖がりだという事です。 ある日、暴れん坊なクマがやって来ました。 森のみんなが、危ない！ オオカミは、思わずクマに立ち向かいます。 //

少し風変わりなお姫様がおりました。 中々結婚しないお姫様に、沢山の若者が集います。 お姫様は若者達の考えが気に入りません。 その度に、お姫様は召し使いに「なぜ？」「なんで？」と聞くのでした。

子どもを見守る天狗様がおりました。 ある日、タツ坊という良い子にご褒美をあげようと思った天狗様。 あれこれ贈り物を用意しますが、上手くいきません。 天狗様はご褒美をあげられるのでしょうか。

ある所に「逆さ虹の森」がありました。 雨上がりになると必ず、森に逆さまの虹がかかるのです。 ところがある日、雨上がりなのに虹がかからなくなってしまいました。 なぜ虹が無くなったのか、動物たちは相談する//

町にサーカスがやって来ました！ でも子犬のコロは、動物だからサーカスを見ることが出来ません。 悲しむコロに、ネコのミーミはステキな提案をします。 「動物による、動物のためのサーカスをやりましょう」 コ//

　もうじき七夕です。 　短冊に書かれた皆のお願い事を叶えるのに忙しい天の川の星たち。 　小さな星も、お願い事が叶うおまじないをかけようと頑張ります。 　しかし、うっかり天の川から地上に落ちて、大//

元気一杯のテントウムシがいました。 彼は自分が何色なのか分かりません。 ホシの数も知りません。 自分の背中は自分で見ることが出来ないからです。 テントウムシは自分がどんなテントウムシなのか聞いて回//

ある所に魔女のおばあさんがいました。 魔女のおばあさんは見たいものを何でも映してくれる魔法の鏡を持っています。 町のみんなは魔女のおばあさんに知られたくない秘密を覗かれてしまって、困ってばかり。 //

近頃、町はとっても賑やか。 どこもかしこもキラキラしています。 そう、クリスマスが近いのです！ 子犬のコロは猫のミーミと一緒に「サンタさん」に会いたくなりますが、残念な事に「サンタさんがプレゼントを//

ルーカー王子はお外に出ることを許して貰えません。 お城にはお友達もいないのでいつも一人ぼっちです。 そんなルーカー王子に、お母様であるお妃様が言いました。 「あの星は命なのよ」 あの沢山の星々は//

子犬のコロは散歩が大好き。 ある寒い日、コロはごみ捨て場でジッとお座りしているモジャモジャの犬と出会います。 何を言っても返事がないモジャモジャの犬。 耳が遠いのでしょうか。 病気なのでしょうか。 //