第六世界シリーズ

2012年、第三次世界勃発――

たった2年間の戦争は予言通り核戦争となり、世界の人口を半減させた。
しかし、生き残った者にも地獄が待っていた。
生態系すら崩壊した地球は生き地獄と化し、都市はスラム化、人心は荒廃し、全世界に犯罪が横行した。

そんな中締結された「ニューヨーク非戦闘条約」により、形式的にはいかなる国も戦争放棄に成功した。
だが、人間のエゴは放棄出来ず、戦争を行うためだけの島、聖ミカエル島が構築される。

しかし、聖ミカエル島の政府『平和省』は、駐在する軍を操り、世界の支配に乗り出そうとしていた。
そして、それを食い止めようとする反戦地下組織『Olive Branch』。
アメリカ軍の若き少佐、アッシュ・クロードは、その出生により、彼らの攻防の渦中に自ら飛び込むこととなる。

――果たして、最後に笑うのは――？