短編

登校途中、出会い頭にぶつかった綺麗で少し怖い男の人に、「お前がぶつかってきた肩が痛いから、俺のものになれ」というそんな理不尽なことを言われた挙句、ゆうかいされました。 ロリコン疑惑の男×流されやすい女//

「大きくなったら、けっこんしようね？やくそくだよ、」幼いころのそんな約束を、高校生になった私はまだ覚えている。あの時の男の子はどんな子になっているだろう。会いたい、と思ったその時に１人の男の子が現れて//

暑い夜、私はそれよりも熱い温度を知る。幼馴染との距離が、動く。そんな夜に私は恋を自覚する。 /幼馴染との距離が恋人に代わるまでのひと時。R15は保険です。

幼馴染の隣以外を、想像できない。けれど恋ってどんなものだろう？/ 鈍感娘と幼馴染の付き合っているようで、付き合っていない日常。無自覚に甘い。

――きっと、いい家族になれても夫婦にはなれない。 想い焦がれた幼馴染との婚約は、けれど望んだ関係ではなく。政略結婚にまつわる伯爵令嬢のあれこれ。ハッピーエンドです。

こいのおわりは唐突だった。あっけないほどの幕切れに、涙すら出ない。 終わった恋を振り返り、そして私は明日も歩いていく。/　独白とこれからのことを話し合う話。

悲しみの森と呼ばれる暗いくらい森の中に、魔法使いが住んでいました。森の奥の家に引きこもる黒い髪、赤い瞳を持つ魔法使いは一人の少女と出会い…。/笑顔を取り戻し、ほしかったものを得ることができた魔法使いの//

私は知ってる、この世界を。そして、私を口説くこの人はすぐに違う人を好きなるということを。/好きだった漫画のライバルキャラに転生した女の子とヒロインと結ばれるはずのヒーローの勘違いのループ。ご都合主義で//

「私を買ってくださる方がいらっしゃいました！」そんな声と共に飛び込んできた少女をみて、男は煙管を片手に静かに笑う。青年と少女のある日の一日。/似非和風ちょっぴり恋愛風味です。

付き合って三年目になる人がいる。高校生の私は、その人を先生と呼んでいた。今は、筒美さんと呼んでいる。――筒美さんは、私の先生だった人。そしてその時からの恋人だ。/元先生×元生徒の、ある日の休日の話。

告白してはフラれ続ける私に、私の一番仲良しの男友達はいつもと変わらず私のぐちに付き合ってくれていた、と思っていたのに。「そろそろ、落ちて来いよ」/友人同士の関係が変わるまでのひと時。ご都合主義、ハッピ//

私だけが好きだと、思っていた。形だけの婚約者なのだと思っていて、けれど婚約者という形でももらえただけでいいのだと。/シスコン兄の思惑による、純情少女と婚約者とのすれ違いが変わる時の話。(シリアスではあ//

恵まれない家庭で育った隣の家の男の子に笑ってほしくて、笑った顔が見たくて、私は今日も今日とて彼を甘やかす。/お世話焼き女子高生×内気男子の日常。

――きっと、私が好きだっていう事にも気付いていないのだ。いったい、私はいつまで、この隣に立っていられるだろう。立っていても、いい距離にいるには、どうしたらいいだろう。/小さなころから恋をしている幼馴染//

恋をすると、世界がきれいになるって本当か？と問われた言葉に呆れながらも、静香は思う。――彼の世界はどう見えるのか、誰と綺麗になっていく世界を見るのか。薄暗い図書館での距離感が静かに動く。/腐れ縁だと思//

最近、幼馴染のイケメン具合が増しているような気がしてならない。私への破壊力は、抜群だ。/甘やかしてばかりいた幼馴染からのスキンシップにドキドキする、お世話焼き女子高生×内気幼馴染の話。「それでも私は甘//

「床ドンと顎クイがはやってるんだって」「教えてあげようか？」そんな会話から始まった、行為。大好きな幼馴染の部屋で千里が過ごす、幼馴染とのある日の話。/大学生×高校生の歳の差幼馴染。

どうしても好きになれない人がいる。隣の男子、神田水紀。私はそいつの本心が見えないところも、いつもからかってくるところも、苦手だった。「好きだよ、」という声さえも。/軽薄系男子×素直になれない女子の日常//

高校からの帰り道、並んで歩きながらするじゃんけんは、私たちが高校生になってからの日課になっている。勝った方が次の日のお弁当を作る、というルール。/幼馴染が一歩違う段階へ進む話。両片想い。

弟だと思っていた幼馴染。小さいころと今の差に、私の中の気持ちが変わっていく。「弟じゃなくて、男だって、認めてほしい」その言葉が離れない。　/弟分を男の人だと意識するまでの一コマ。男子高校生×女子大生。

朝起きてきちんと髪を整えて、寝癖ひとつないようにして、少しでも可愛く思われたくて雑誌とにらめっこ。夜寝る前は丁寧にケアをして。 好きな人が私の事を好きでいてくれた、それだけのことが、なんでもない日常を//

反対の私達。それでも好きだと思う人がいる。そして私のライバルは、もしかしたらお父さんかもしれない。小さなころから憧れている男の子は、私のお父さんとものすごく仲が良いから複雑でしょうがない。/高校生男女//

白衣と黒ぶち眼鏡の似合う男の人なのに、ちょっと残念な隣人・和臣さん。私はその人に差し入れをもってお世話を焼きに行く。そうしてある日、ちょっとした好奇心で和臣さんの白衣を着てみたら起こる、非日常。/虎視//