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手紙を待つより難しい
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中庭ハンニバル
生まれて初めての君の手を握りたくて何十何百何千とは言い過ぎだけれど、数えられないくらい往復した道と帰るのが毎度嫌になる右手が届きそうで届かない歯痒い距離の君の席。薄紅色で彩られた君の破片と僕の全部は釣り合わなくて僕は逃げてしまったけれど、完成は君が此方に来るまでお預けだね。僕は詩人じゃないけど君は僕を好きになってくれたから此処で待つよ。今日も君を待つよ、べったりと赤く血塗られた様に綺麗な墓石の前で。
丑三つ時の赤ポスト横にて
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作品情報
N6385EL
短編
現実世界〔恋愛〕
掲載日:2017年 12月 24日
最終更新日: 2017年 12月 24日
キーワード:
悲恋
丑三つ時の赤ポストに通う君へ。
赤ポストの彼氏Side
作品情報
N9581EL
短編
現実世界〔恋愛〕
掲載日:2017年 12月 30日
最終更新日: 2017年 12月 30日
キーワード:
悲恋