短編

ある日帰宅すると、自宅の郵便受けに謎の封筒が投函されていた。差出人の名も、切手すら貼られていないそれには、数字だけが書かれたものと、やけに気障な文が書かれた、二枚の便箋が入っており……。

湖畔に一人で住む少女、アイノ。長い髪を持つ彼女の額からは、美しい二本の角が生えていた。

年上の彼と付き合う主人公・彩芽。知り合いの結婚式に出掛けた際、帰り際に彼から封筒を渡され……。

彫刻師の少女・トルデリーゼ。ある朝、工房の近くで倒れていた男を助けると、「君が作った作品を見せてほしい」と言われて――

実家から指示を受けた魔術師・リリトと、同行者であるセロンは、〝忘れ去られた廃屋〟を目指すが――