いろいろ

夏の間に進路の決まった高校生の孝(たかし)は、残り少ない故郷で過ごす季節をひとり楽しんでいた。 紅葉に染まる駅のプラットフォームで見かけた一人の女性。物憂げでもあり、幸福そうでもあるその女性に孝は惹か//

　―― とある共和制の国。王政時代に名門として名を馳せた武闘家一家は没落し、その末裔の女《むすめ》クレオは貧しく、街の不良少年らと連《つる》むうちに彼らのまとめ役となっていた。しかし、ひとつの殺人事件//

　真夏のリハビリ企画 参加作品です。今度は小説。後書きに挿絵あり（ルノワール風？）。 　とある王国の話。 　信念のために王国の宰相を暗殺し、処刑を控える女性エレーナ。彼女は、「死ぬ前に自分の肖像画を//

月を食べたい竜のお話。 っていうのはメタファーで、ちゃんと人間の恋愛ものになっています。 中学生かな、高校生かな……まあ、そのくらいの年齢の人物たちです。 ※1 夢学無岳さんの写真『龍と月』（ ht//

ある男が、女と一緒に観覧車を見ている。 彼は、赤いゴンドラを選んでその中にいる男女のキャラクターや様子を空想して女に聞かせる。 観覧車が回るあいだ、つかの間の空想ごっこ。 ロマンチックなラブコメディ。//

ペロー版『サンドリヨン』（シンデレラ）に拠り、馬車の御者となったネズミの視点で物語を描きました。 　　 ※1 遥彼方さま主催「紅の秋」企画 参加作品。 　　　　 ※2「エブリスタ」にも投稿しています。

結婚十年目の「私」が、猫のような妻のサイコロに翻弄されるお話。 　　　　　　　　　 なななんさま主催「夏の涼」企画 に参加……してもいいものだろうか、この作品で……。まあ、参加します。

ちょっとした謎をともなった、青春恋愛オノロケ物語。 男女六人で旅行に出かけた大学生の「わたし」が語る、ちょっぴりイラっとする甘ぁいお話です。 ※ アンリさま主催の「告白フェスタ」参加作品です。

恋人に振られた文学青年と、喋る食虫植物の物語。 各話、お堅い文章なのは冒頭だけで、スクロールしていただけると、しようもない喜劇が始まります。 恋人に振られた青年は、園芸店で「ヒメアシナガムシトリスミ//

「夏のホラー2018」参加作品。 『硝子《ガラス》』…… 硝子の人形が好きな少女のお話。 『ナターシャ』…… ナターシャという名の女子生徒に迫る危機のお話。 ※ このお話はフィクションです。登場//

ぶにゃあ さま主催「カタユデ卵」企画参加作品。 　　　 冥府への扉を前にした男のハードボイルドな決断。

ギリシャ神話の人物をモティーフにしているが、現代人が主人公のオリジナルの恋愛小説。 「彼女」（主人公）の感情の物語。 「彼」（登場人物）との悲しい恋を、シンボリックな表現で彩る。 カサンドラは、ギリシ//

ひさしく別れて暮らしていた双子の姉妹のお話。 不明瞭な愛憎をのぞき見るタイプのヒューマンドラマ。 たぶん、一部の人はこういうのを「意欲作」という。

"まおうをたおした ゆうしゃ"のお話。 作者としてはコメディのつもり。

「こんなのハーレムじゃないよ」 大学生の実（みのる）は、女子学生にモテモテ。 だけど、なんだか複雑な感じ。 という、ひと幕。 「アートの借景」企画 参加作品です。

雨の夜に、君からの電話があった。 　　　　　 ※ 遥彼方さま主催「夏祭りと君」企画参加作品。

　続けてお読みいただくと、残酷な箇所が出てまいります。ご注意ください。 さて、あらすじ。 　誰もが上を目指し、希望を胸に、薄暗い世の中を照らそうと躍起になっていた時代。 　裕福な家に生まれた少女カト//

　日曜の昼下がり、喫茶店とアパートの部屋。喫茶店では、相沢の友人が、相沢と、アパートの部屋では、菜々子の友人が、菜々子と、それぞれ、会話をしている。相沢の恋人、菜々子について。菜々子の恋人、相沢につい//

またのタイトルを、『雨の日の小悪魔』という。 ※「エブリスタ」にも投稿しています。

佐藤さんは、「佐藤」という名前ではなかった。 藤(「私」)は偶然、それをコンビニで知った。 ______ 「エブリスタ」のイベントへ出している短編ですが、こちらにも投稿します。 ______ ちはや//

冬の夜、マッチ売りの少女の悲劇。

「いいですか、みなさん。このおはなしが完結すると思ってはいけません。みなさんひとりひとりが、ずっと続けていかなくてはならないのです」先生より （黒井羊太さま「ヤオヨロズ企画」参加作品）

黒井羊太さまの ヤオヨロズ企画 参加作品です。 失恋しちゃった〇〇のお話。

アンリさま主催の秋の恋企画「うれしたのし秋の恋」参加作品です。拙作としては、二作目の参加です。 恋人に浮気の嫌疑をかけられた朱美。 「え、私、そんなこと……」 「昨日、病院で誰とお月見してたんだよ//

人間をドン底へ突き落とす刺客として現れた黒幕に勇者が立ち向かう話。 ※ 黒井羊太さま主催「ヤオヨロズ企画」参加作品。

フライヤーの宣伝文句に惹かれて見た映画がすごかった……って話。 つまらないと思っても投げ出さず、最後まで見ましょう（読みましょう）……みたいな教訓は込められていない。ただのギャグだ。

「言いにくいんだけどさ……、間違えて逆行転生させちゃって……」 ※ 念のために…… 　2020年3月末頃に、「小説を読もう！」純文学ジャンルの日間ランキングで流行った「余命◯文字」といったアイデアを//