事故物件、買い取ります!

作成ユーザ: 大濠泉
みなさん、こんにちは。お初にお目にかかります。
私、事故物件転売業者の竜胆光太郎と申します。
事故物件のみに特化して買い取って、転売するという業務を行っております。
日本の主要都市に支店を設けておりますので、事故物件がおありでしたら、我が竜胆不動産にご連絡ください。
日本全国、何処へだろうと伺って、必ず買い取らせていただきます。

ところで、日本全国には、売るに売れない事故物件がごまんとあるのをご存知でしょうか。
事故物件とは、火事による焼死や無理心中、怨恨による殺人、孤独死などがあったり、住人の自殺が相次いだり、謎の悪臭が消えなかったり、幽霊が出たりーー等々、とにかく死の痕跡がある物件のことを指します。
こうした事故物件が生まれるのには、さまざまな原因があります。
欲望が暴走したり、嫉みが激しく燃え盛ったり、快楽を求めて凶行に走るといった、この世に生きる人間が引き起こすもの。
他にも、遥か昔にあった戦争の傷跡が影響を及ぼしていたり、この世ならざる世界からの干渉があったりーーというものも、正直、ございます(みなさんは信じないかもしれませんが)。

でも、心配ご無用!
どのような事故物件であっても、当社、竜胆不動産が必ず事故原因を解明し、適正価格で買い取らせていただきます。
そして、不吉な匂いを綺麗さっぱり拭い去って、事故物件を素敵な、魅力的な物件に生まれ変わらせてご覧に入れます。

本作品は、我が竜胆不動産のスタッフになったばかりの新人女性・神原沙月が、インテリアコーディネーターとして、私、竜胆光太郎社長と、スタッフの藤野亨と共に、事故物件を内見し、その物件が抱える隠された謎を暴いて、売主と交渉して、購入していく、その過程を記録したものです。

もし興味がおありでしたら、是非、本作品をお読みください。
そして、なんらかの事件を抱えた、曰く付きの事故物件をお持ちでしたら、是非とも我が竜胆不動産にお売りください。
値段については、要相談ということで。
よろしくお願い致します。 敬具

※この物語はフィクションです。
 登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

事故物件ファイル01:増改築の家 バッソン様の祟り

私、神原沙月は、一風変わった不動産会社のスタッフとなった。 事故物件を専門に取扱う「竜胆不動産」で、インテリアコーディネーターとして、リフォーム担当となったのだ。 青年社長・竜胆光太郎と藤野亨先輩に先//
作品情報 N9691LT 短編 ホラー〔文芸〕
掲載日:2026年 02月 25日
最終更新日: 2026年 02月 28日
作品に含まれる要素: R15 残酷な描写あり
キーワード: ネトコン14 ネトコン14事故物件 竜胆不動産 地方特有の祟り 百を超える石塔 バッソン様 老夫婦の連続死 物件の庭で毒死 小さな女の子の幽霊 増改築の事故物件