短編集

作成ユーザ: 久世ひろみ
短いおはなしを詰めこんでみました。
暇潰しにでもいかが?

ぼくらの森へ還ろう

ぼくらは森で暮らしていた。 こどもの僕と、こどもの彼女。ふたりで、森で暮らしていた。 けれど離れ離れになってしまった。 ねえ、約束を守るよ。 森へ、ぼくらの森へ、還ろう。
作品情報 N7825DA 短編 ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日:2015年 12月 25日
最終更新日: 2015年 12月 25日
キーワード: 悲恋 ファンタジー 異世界 少女 少年

あるサムライの話

 その昔、大きな戦があった。  世界を二分する戦いはけれど、勝敗さえ決すること無く終結を迎える。  ――誰かが云った。  あれは、ひとりの侍が勝ったのだ、と。                   (//
作品情報 N6822DA 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2015年 12月 23日
最終更新日: 2015年 12月 23日
作品に含まれる要素: 残酷な描写あり
キーワード: 時代小説 文学 シリアス 戦争 おっさん

晴れ、または雨。

 その日は雨が降っていた。  本当はどうか知らない。ひょっとしたら、晴れてたのかもしれないけれど、でも、私にとってその日は雨だった。 私と彼は、一緒に学校に行く仲だった。一緒に行き、一緒に帰る。ただ//
作品情報 N2863CY 短編 現実世界〔恋愛〕
掲載日:2015年 10月 27日
最終更新日: 2017年 03月 14日
キーワード: スクールラブ 青春 ほのぼの 学校 恋愛 雨傘 幼馴染 登下校 アイリス恋愛F大賞

小鳥のおかあさん

僕は小鳥。 小さな鳥かごの中で生まれた。 ある日、おかあさんがいなくなった。
作品情報 N5310DI 短編 童話〔その他〕
掲載日:2016年 06月 04日
最終更新日: 2016年 06月 04日
キーワード: ほのぼの 現代 小鳥 親子 優しい 文学フリマ短編小説賞

失楽園

 ほら、瞳をとじて。  その向こうに、楽園がある。 少女は神子だった。10になれば神の供物となるために育てられる神子。それが少女だった。 ある日、少女は村のはずれで少年に出会う。 彼は、少女に「//
作品情報 N3984DI 短編 ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日:2016年 06月 01日
最終更新日: 2016年 06月 01日
キーワード: 悲恋 文学フリマ短編小説賞 幼女 神子 イケニエ 楽園

君と見た空

「ねぇ、あの日みたいな青空だよ。一緒に、見ようよ」  そう告げた声は、風となり雲となり、いつか君のところへと届くだろうか。  願うなら。もし、叶うのなら。  どうか、神様。  僕を、彼女にもう一度//
作品情報 N3987DI 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2016年 06月 01日
最終更新日: 2016年 06月 01日
キーワード: 青春 文学フリマ短編小説賞 青空 別れ

紫水晶の夢

小さな町の、小さな街角に、そのお店はあった。 「魔法屋」とかかれた看板のあるそこは、不思議なものであふれていた。彼女はそこへ、白い猫の案内で訪れる。 彼女が手に取ったのは、紫水晶の小さな小箱。 その//
作品情報 N6309CZ 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2015年 11月 28日
最終更新日: 2015年 11月 28日
キーワード: 恋愛 魔法 ほのぼの ファンタジー風味 しっとり