その他の短編

劣等種のオメガであることを理由に、疎まれ蔑まれている第二王子オズワルド。 子爵令息のビルは、従者でありながら、オズワルドの発情期を唯一抑えられる特別な存在――『運命の番』のはずだった。 身分差が大きい//

異世界からやって来た女勇者、サキはとてつもなくおかしな人間でした。 ギャルと自称し奇抜な格好をするだけでなく、聖女である私――エステルに会うなり、「可愛いからキスしたい」などと馬鹿なことを言い出し、相//

　魔王退治の旅を共にしていた仲間であった聖女、女戦士、女魔法使いの三人に、魔王討伐の後に魔物の餌にされ捨てられた勇者であるバーナード。 　王女でもある聖女のシンディとは婚約をしていたし、女戦士ドリスに//

　この世界には、幸せがない。 　不幸ばかり……というわけではなく、いくら生活に困っていなかろうが注目を浴びる有名人になっていようが、満ち足りて過ぎていて幸せというものを感じられないのだ。 　全てAIに//

ヨクアル終末系SFナ話。機械人形ノワタシト、ゴ主人サマノ日常デス。 ※『カクヨム』ニモ投稿シテイマス。

「お前は全然ダメだな。なんでそんなこともできないんだ？」 「そう言わないでくださいよ、殿下。今はダメでもいつか必ず殿下が驚くような魔法使いになってみせますから……！」 「妄想するのは勝手だが、そんな日//

――いけおぢとは、正統派イケメンであるイケオジとは違い、ちょっと可愛いげのあるいけてるおじさんのことである。 私は今、イケオジではなくいけおぢに恋している。 恰幅がよく、柔和な雰囲気と表情が魅力的な//

俺の彼女はとてもかわいい。 「はいよ、メロンパン」 あたたかな日の光が差し込む、食堂の窓辺。 そこで俺を待っていた彼女は、八重歯を見せてニコッと笑った。かわいい。 「わぁ！　ありがとーっ！！」 //

――もしも、あなたが匿名競作企画の主催をするとして。 ――もしも、作品が驚くほど集まらなかったけれど、ゼロではなかったとして。 あなたなら、どうするだろうか？

天然でドジな女子は可愛い。そんなことを言う男性は多いという。 確かに程良いドジ度合いであれば、そうなのかも知れない。だが行き過ぎると――実害を被るようになる。 それでもなお、可愛げがあると言えるのか。//

アパートの八階で読書をしていると、どちゃっという不快な音が聞こえてきた。

冒頭ポエム的なものを思いついたので書いてみました。続きはありません。

『――さくらが好きです』 　満開の桜の写真にその一言を添えて、僕は投稿ボタンを押す。 　彼女は遠い街のどこかでこの一言を見てくれているだろうか。――見てくれていたとして、この一言の意味を、画面の向こう//

『死亡フラグが立ちました』 無慈悲な神の声がして、私は死んだ。

　王太子ドッティルの婚約者であり誰からも愛される少女、ナンシー。 　彼女は、「幽霊が出るという噂の館に行ってみない？」と言い出す。 　ドッティルやその他友人たちは彼女の言うままに例の館へ足を運び、そこ//

学校の苦手科目第一位、歴史。 そんな少女、果穂（かほ）が、ひょんなきっかけで戦国時代へ行ってしまう。 でも三大武将の名前すら怪しい彼女は、戦国時代をはちゃめちゃなものへ変えていってしまうのだった……。//

王国のお姫様なのに、槍を振り回すのが大好きなシュペーア姫。 彼女は巷で『槍姫様』と呼ばれていた。 しかし王様がどうしても「舞踏会」に出てほしいというので、シュペーアは「武闘会」に出ることに。 そしてお//

「私は女神です」 ある日。俺が街の片隅に座り込む女に声をかけると、彼女はそう言った。 どう見ても女神ではなく乞食にしか思えない。しかし彼女は頑なに、自分が女神であるのだと言い張る。 頭のおかしい女なの//

　飛行機の墜落事故で彼氏が行方不明になってしまった私。 　他の乗客はみんな死んでいるのだから、彼だって同じに違いない。でも、どんな姿になっていたとしても、彼――鈴木を見つけ出してあげたい。 　だから私//

ざまぁされたヒドインちゃんがひたすら恨み言を吐くだけの話。 『余白』を禁止するというお題で書きましたので、文字が詰め詰めとなっています。

　どおん、どおん、と体を芯から揺すられるような花火の音。 　賑やかな花火大会の様子を少し遠くの公園から観察しながら、俺は「はぁ」とため息を吐く。 　恋人同士、一緒に来るはずだった彼女は、なぜか俺の隣に//

お題『blでない仲の良い男騎士コンビが、ひたすらに仲良いだけの会話劇』で書いたSSです！

追放されて奴隷落ちした令嬢が、大盗賊と相棒になり、国盗りに挑む話。 ※俺たたエンド（俺たちの戦いはこれからだ！エンド）です。あらかじめご了承ください。

　とある孤児院に、ビビアンというみなしごの少女がいた。 　彼女はこの世界では『大聖女』と崇められるレベルの魔法の使い手であった。 　魔法の存在が知られれば王宮に召し上げられてしまう。それがビビアンに//

SFなのか何なのか。即興SSです。 『近未来風刺エスプリSS』をお題に書きました。

ある日、とある小学校で事件が起きた。 女子児童である私こと宮辻アヤカの机の引き出しに、呪いの手紙が入っていたのである。 そのことでクラス中が大騒ぎになり、探偵ごっこが始まった。 ※この作品はカクヨム//