【短編集】 このネタ、温めますか？

　転生しました―――――カメに。 　はあぁ？異世界で、しかも魔法だってあるのに、何でカメ！？前世の記憶持ってんのに、転生チートないとかふざけんな！！ 　そんな、やや口の悪い主人公とペット至上主義なご//

　美貌の魔術師が変な卵を買わされて、何だかんだと文句を言いつつもペットを可愛がる話。………あるのはペット愛。 　「爬虫類は懐かない」のご主人サマ視点になるので、先にそちらを読んで頂いた方が分かりやす//

孤高の魔王は、ある日歌以外の“声”を失った奴隷の少女と出会う。魔王は彼女の美しい歌声を気に入り、自分の城へと連れ帰った。しかし、籠の中に入れその声を愛でるだけだったはずがいつしか少女自身を大切に思う//

　らしくないことなんて、するもんじゃない。誰かを庇って死ぬ予定なんてなかったってのに。まあ、俺のために聖女様が泣いてくれるってんなら……悪くねぇ。 　血塗れのろくでなしときれいな聖女様の話。 ＊Kis//

　大国の王子を暗殺者から庇って消えない傷を負い、恩と罪悪感を盾にしてまんまと婚約者の地位に収まった小国の王女とは――私のことである。

　世界を救うのは――それは、決して愛ではない。 　吉遊の突発ＳＳ第二弾。またの名を誰も幸せにならないシリーズ。王道ヒロインに喧嘩を売っている訳ではありません。

　前世が悪女だった主人公が今世では“清く正しく美しく”をモットーに無難な生活を送ろうと奮闘(？)する話。ヒーローが酷いヤンデレ。

“金で買えないものはない”が持論の金持ち坊っちゃんが友達と賭けをする。賭けの条件は――彼の有り余る財力をもって“普通の女子高生”を落とすこと。 　※注意：短いうえに王道すぎて内容がありません。

　秋野鈴は激怒した。必ず、この極悪非道な暴君・雛谷愛生を除かなければならぬと決意した。――――あの有名な羊飼いの青年は実際には真剣に走らなかったらしいが、鈴は走る。友のためではなく、己の復讐のために。

魔王が現れ、魔物が跋扈する異世界。暗雲に包まれた世界で恐怖に怯える人々を救わんと、一人の勇者が立ち上がる。これは、偉大なる勇者とその仲間達の冒険譚である。　※ほとんど嘘です。

　ある日、たまたま目についてダウンロードしたアプリから巻き起こる乙女ゲームのような騒動。……しかし、その乙女ゲーには大きな落とし穴があった。

　乙女ゲームの世界に転生した主人公が、姉(ゲームヒロイン)の逆ハー作りを手伝う話。 　＊相方に“萌えがない”って言われた短編です。だが、投稿する！

　ちょっと悪戯が過ぎたのか、あたしは封印されることに。 　メンドクセーとか思ってたら……え、前世の記憶！？ 　ちょ、ここ乙女ゲーの世界なんですけど！？しかもフラグ立てちゃってから思い出すとか、何ソレ！//

　三春が水無月と恋人になってから、早１か月。 　ある日、照れたように笑う水無月を見て、三春は“あること”を思い出す。

　平民の恋人を正妃にしようとする皇帝と、そんな皇帝に対してイラついている議員の攻防戦。……しかし、皇帝は相手になっていない。 　議員(女性)が主人公です。ちょっぴり(？)主人公最強要素あり。

　ごくごく普通の主人公が、物凄い幸運を手にした瞬間異世界トリップしてしまう話。

　鬱です。ただひたすらに鬱です。どシリアス。 　とにかく、暗い話が書きたかった。

　目的は様々だが、各世界の神に依頼されて魔王をする――派遣魔王という職がある。 　その日、チート過ぎて手加減が上手くいかない派遣魔王の主人公に転機が訪れた。

　とある国の女王は、生まれて初めての恋に落ちました。しかし、彼は女王のことを愛してはくれませんでした。 　―――きっと、あの娘が、“白雪”がいるからいけないのよ………。 　＊白雪姫のパロです。

　その首を落とした瞬間に、相手への感情が抑えきれなくなった男の話。 　吉遊の突発ＳＳ第一弾。……第二弾があるのかは不明です。本当は割烹にあげたかったんですが、どこからか苦情が来そうなので短編で投稿す//

　無口無表情な美形吸血鬼は、ある日愛しい少女からこう言われた。 「マスターって吸血下手なんですか？」「………………」 　これはそんな不憫な吸血鬼とマイペースな少女の恋(？)物語。

　人狼の傭兵は、ある日初対面の美少女からこう言われた。 　「献血にご協力くださいっ！！」「……はあ？」 　これはそんな苦労性の人狼青年とストーカー吸血鬼少女の恋(？)の攻防戦。

　“ずいぶんと…マズそうな女だ” 　吸血鬼であるルートガーは、そんなことを思いながらも１人の人間の女――ベルタに惹かれていく。 　しかし、彼女は不治の病を患っていた。死期の迫るベルタにルートガーは告げ//

　“動物の言葉が分かるの”なんて言って良いのは、精々幼稚園児くらいまでだろう。……でも、私はマジで分かるんだよね。 『一目惚れだ。俺の伴侶になってくれ』 「……………」 『誰よりも大切にする、一生』//

　”ボロ屋敷の伯爵一家”なんて呼ばれている没落貴族のグレースにとってはお金こそすべてだ。 　そんな彼女は、ある日報酬につられて魔法使いの頼み事を聞くことに。ガラスの靴を履いて舞踏会に参加すると、なぜか//

　よく晴れた青空の下、王子・ウィリアムの剣呑な声が響き渡る。「この婚約を破棄する！」と。しかし、公爵令嬢のエリザベスはそんな婚約者に余裕の笑みを返してみせた。 　＊よくあるテンプレ婚約破棄の皮を被っ//

『そろそろ、決着をつけるときがきたようだな』 　この街の商店街の北東側を支配する龍爪連合の頭・リュウの言葉に、タイガーファングファミリーのボスであるトラは明るいトーンでありながら好戦的な言葉を返した。//