乙女ゲーム、らしい？

双子の妹と一緒に熱を出して病院に担ぎ込まれて入院することに。 熱にうなされながら思い出す、あぁ、私は妹をいじめる悪い姉役なのだ、と。

熱でモーローとする頭で思い出したような理解させられたようなストーリー。 私妹いじめる悪役になんかならない！と決意し保護されたその後。 なんだか攻略対象者がおかしいような？

幼少の頃熱に浮かされながら理解した世界のストーリー。 それを今更ながらに思い返してみる。

夏休みも中盤、のんびり宿題を片付けていたら伯父がお客さんを連れて来ました。 そのお客さんの話を聞くとどうやら攻略対象らしいのですが……？

学校帰りの寄り道、それはある意味分岐点だった。 　　 　　 美味しいと評判のお店に寄ったら、本能が恐怖する人と出会った。 その恐怖はどこか懐かしい？

何かを知っているらしい店主に個人的な名刺をもらったけれど、恐怖で動けない。 そして自覚する「あぁそうか、母や妹に抱いていた感情は……」

「乙女ゲーム、らしい？」完結ということで、細々としたネタのような内訳のようななにかです。 シリーズを一度読んでいただいてからお読みください。

妹を虐めるというシナリオに沿いたくなくて脱出した姉。 その後距離を取り妹とは文通をしていた……その結果か、逃げ出したことが遠因か、妹もまたシナリオから離れ出す。 なんと彼女は……

この世界は私のためにある。 私が幸せになるための世界だ。 少女はそう思った。 不思議そうに自分を見つめる妹らしい存在を敵と認識して。 私のために、世界はあるの。 だからいらない、と少女は妹に言った。

世界の端々に見覚えがあるような気がする。 でも知らないはず。 そうしたぼんやりとした違和感は、次第にはっきりとしていく。 あぁそか、ぼんやりしていたのは現実ではない事の記憶だからか。 では見覚えがある//