詩集：青空なき獄中の記
無実の罪で、囚われの身となり、刑に処される。
冤罪者の生を詠った詩集です。
獄中の彼は、恨みつらみのさきに、何を思うのでしょう。
※ 立花 優先生が企画提案くださいました
《目次》
1. 背中の疵
2. 濡れ衣
3. 多脚多面の象
4. 槍玉
5. 天から唾が
6. 壁よ
7. 呪詛
8. 四枚の同居人
9. 無辜と無垢
10. 青空なき獄中の記
11. 罪は廻りて 刃と 首が
12. 泣き別れ
冤罪者の生を詠った詩集です。
獄中の彼は、恨みつらみのさきに、何を思うのでしょう。
※ 立花 優先生が企画提案くださいました
《目次》
1. 背中の疵
2. 濡れ衣
3. 多脚多面の象
4. 槍玉
5. 天から唾が
6. 壁よ
7. 呪詛
8. 四枚の同居人
9. 無辜と無垢
10. 青空なき獄中の記
11. 罪は廻りて 刃と 首が
12. 泣き別れ
背中の疵
背中の傷は、必ずしも臆病者の証ではない。
わざわざ、無防備な背中を狙う奴らがいるのだ。
掲載日：2022年 08月 10日
最終更新日：
2023年 02月 12日
キーワード：
背中
傷
うしろ指
うしろ髪
不意打ち
鏡
標的
恥
裏切り
濡れ衣
濡れ衣を被せられれば。
事情も、真相も知らぬ者たちが、わけ知り顔で糾弾を。
掲載日：2022年 08月 11日
最終更新日：
2023年 02月 12日
キーワード：
濡れ衣
冤罪
天日干し
せっけん
泥水
石
布
知人
他人
多脚多面の象
入り組んで、数多くの顔を見せる「事実」。
そこから、「真実」を読みとろうにも、それはあまりに断片的すぎて。
掲載日：2022年 08月 12日
最終更新日：
2023年 02月 12日
キーワード：
象
事実
真実
鼻
牙
耳
ひざ
かかと
つまさき
鏡
草原
しっぽ
尾
顔
足
槍玉
尖った先端は、その行き先を求める。
そして、獲物を高く掲げて、誇らしげな顔をするのだ。
掲載日：2022年 08月 13日
最終更新日：
2023年 02月 12日
作品に含まれる要素：
残酷な描写あり
キーワード：
槍
弓
槍玉
刃
魔女
魔女狩り
刀
鞘
矢
武勲
鬼
鬼の首
晒し首
首
矛先
天から唾が
天から垂れた唾は。
おのれが、天へと吐いた唾か？
身におぼえのない、だれかの唾か？
掲載日：2022年 08月 14日
最終更新日：
2023年 02月 12日
キーワード：
天に唾する
天
唾
雲
浮雲
暗雲
冤罪
因果応報
袖口
石
自業自得
頬
報い
壁よ
壁に汚れをなすりつけるがごとく。
自分の行いを、他人になすりつけるやつらがいる。
掲載日：2022年 08月 15日
最終更新日：
2023年 02月 12日
キーワード：
壁
掌
汚れ
黄ばみ
黒ずみ
手垢
冤罪
真犯人
てのひら
呪詛
人を呪わば穴ふたつ。
……いや、ふたつもいらぬ。
掲載日：2022年 08月 16日
最終更新日：
2023年 02月 12日
作品に含まれる要素：
残酷な描写あり
キーワード：
人を呪わば穴ふたつ
穴
墓穴
呪い
死なばもろとも
花
道連れ
憎悪
怨恨
恨み
埋葬
四枚の同居人
閉じ込められた独房にも、無口な同居人が。
四枚の彼らに囲まれて、月日を送る。
掲載日：2022年 08月 17日
最終更新日：
2023年 02月 12日
キーワード：
壁
天井
独房
爪あと
暦
床
爪
画用紙
預言者
唇
四獣
方角
無辜と無垢
今回のことは、この身が犯した罪ではなくても。
この身が、まったく罪を犯していないわけではない。
ならば、このなりゆきも自業自得か。
掲載日：2022年 08月 18日
最終更新日：
2023年 02月 12日
キーワード：
冤罪
自業自得
因果応報
背中
かかと
翼
ひざ
うろこ
あざ
背骨
天秤
足首
金は天下の回り物
青空なき獄中の記
おぼえのない罪で投獄された、独房で。
その不条理に、おもいをめぐらせた獄中の記。
掲載日：2022年 08月 19日
最終更新日：
2023年 02月 12日
キーワード：
海原
波頭
岩肌
砂浜
太陽
雲
青空
冤罪
天井
壁
独房
空
暗雲
無実
すっぱいブドウ
罪は廻りて 刃と 首が
なすりつけられた罪により、首をはねられるのなら。
罪なきこの首をはねる刃にも、罪がうまれるのではないか？
掲載日：2022年 08月 20日
最終更新日：
2023年 11月 17日
作品に含まれる要素：
残酷な描写あり
キーワード：
罪
刃
首
ループもの
冤罪
堂々巡り
卵が先か鶏が先か
斬首
処刑
死刑
無実