なろうラジオ大賞２　短編集

　「どうして勉強なんかしなくちゃならないの？」 　「それはね、悪い人に騙されないようにするためだよ」

二人の男子高校生は、おにぎりと、ひと時の平和を噛みしめる。

瓶牛乳をきっかけに、曖昧な恋心が確かな形を持つ。

三か月前、彼女は突然変わってしまった。本物から、偽物へ。その事実を俺はいまだに受け入れることができていない。いつか本物は戻ってくるのだろうか？本物が戻ってきたとき、偽物はどうなるのだろうか？俺には、眼//

「読書感想文なんて、どうして書かなきゃいけないんだよ」 「そういう部活だもの。いいじゃない。楽しいし」 「そうか？本当に楽しいかこれ？」 「ほら、口じゃなくて手を動かして。もう夕方なのに、全然進//

「結局、名探偵って何なんだ？」 「あれ？さっきその質問しなかった？」 「さっきのアレじゃよくわかんねーよ。もっとちゃんと説明してくれ」 「……秘密」 「えー、なんでだよ！」 「ここは『あらす//

ボロいというからには、はるか昔に建てられたのだろう。だとすればそこには、美しき「歴史」が眠っているはずだ。

二人の男子高校生が紡ぐ、青春の一ページ。

森の管理人の、静かな日常の一コマ。

「剣聖女子」。僕の幼馴染は今、こんな二つ名で呼ばれています。

仕事に疲れた貴方は、私を求めて『ここ』に来る。

大魔王は世界を征服して終わりではない。征服した世界を治めなくてはならないのだから。