幻想奇譚

作成ユーザ: 秋暁秋季
日常の中にある、ささやかな幻想、幸せ。
それを皆様と共有したいと存じます。

他のシリーズより、綺麗さに重き置いてます。
練習用で勉強用です。

主人公は基本的に『渡』という女の子。
そして共通する、オムニバス形式。

風光明媚

雨の日が好きです。雨音が好きです。水を吸った苔が艶やかで大好きです。 だからそれを感じられるよう、緑いっぱいの公園を訪れました。 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
作品情報 N8955HS 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 07月 16日
最終更新日: 2022年 07月 16日
キーワード: 雨音 雨天 緑の多い公園

夏日の景色

夏なので、夏詣に来ました。 澄んだ風鈴の音と若草の緑、それから薄水色の快晴を眺めていると、漸く夏が来たと実感出来るのです。 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
作品情報 N2795HT 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 07月 24日
最終更新日: 2022年 07月 24日
キーワード: 神社 風鈴 夏の景色 季節の実感 夏詣

蒼月と猫夜

お仕事帰りの夜の街。 蒼月の光を降り注ぐ中で、私は紳士にお会いしました。 これからは良い夢が見られそうです。 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳ございません。
作品情報 N4374HT 短編 ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日:2022年 07月 28日
最終更新日: 2022年 07月 28日
キーワード: 夜の街 月光 夢見の悪さ

幻想喫茶と珈琲フロート

以前戴いた珈琲フロートという飲み物が大変美味しかったので、今回は別の喫茶店を訪れました。 この一時が上質であるほど戻りたくないのは、人としての性でしょう? 起承転結はありません。 短編詐欺に思われた//
作品情報 N5099HT 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 07月 30日
最終更新日: 2022年 07月 30日
キーワード: 喫茶店 和洋折衷 珈琲フロート

青の美しさ

二つの場所を訪れて、『青』という色は本当に美しいと気づきました。 透き通るような青も、深く何処までも落ちてゆく青も、何方も本当に良い色。 注意事項 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら、申し//
作品情報 N7969HT 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 08月 06日
最終更新日: 2022年 08月 06日
キーワード: 天象義 水族館 タチウオ

セピアの街と骨董品

セピアの匂いが吸いたくて、黄昏の街を訪れました。 ふふ、どうやら今日は骨董市のようです。 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳ございません。
作品情報 N9110HT 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 08月 08日
最終更新日: 2022年 08月 08日
キーワード: 黄昏 セピアの街 骨董品 蝶の模型 歯車 店主様

遠方への聖地巡礼

遠方のお友達に逢うため、本日は少々遠出させていただきます。 気分の高揚が治まらないのは、何もお友達に逢えるからだけではありません。追体験は何時だって心踊らせてくれます。 注意事項1 起承転結はありま//
作品情報 N5543HW 短編 その他〔その他〕
掲載日:2022年 10月 09日
最終更新日: 2022年 10月 09日
キーワード: 遠出 路面電車 聖地巡礼 追体験 追想 ロマンチスト炸裂

奇想の部屋

とある大判の表紙を拝見して、私は都心の博物館に行くことを決めました。 とある古典な富豪様が、好奇心を満たす為だけに作らせた奇想の部屋。 あぁ、この空間に似合うよう、今日はほんの少しお洒落を頑張ります。//
作品情報 N1040HX 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 10月 23日
最終更新日: 2022年 10月 23日
キーワード: 博物館 奇想の部屋 クラシカルロリータ 展示物 外国のレトロ感 つまり古典的 台詞なし

文化に触れる日

文化の日なので芸術、歴史に触れたいと思います。 あら、けれども私は一つ忘れていたようです。 本日は博物館も美術館も特別な日。 急遽、予定変更します。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思//
作品情報 N5313HX 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 11月 03日
最終更新日: 2022年 11月 03日
キーワード: 文化の日 予定変更 入場料無料 紅葉 文化の理解

人に寄り添う場所、非日常

何時もお馴染みの場所に足繁く通うのも大好きです。 けれども今回は宛もなく街を彷徨いたいです。 繁華街の路地裏、神社の縁日.......。 非日常でありながら、何時までも寄り添って下さる場所。 注意事//
作品情報 N5694HX 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 11月 04日
最終更新日: 2022年 11月 04日
キーワード: 彷徨う 繁華街 路地裏 神社 縁日 子供の憧れ 大人になった憧れ 非日常

とある喫茶店の珈琲

珈琲は苦手ですが、甘いものと一緒でしたら戴けます。 将来もそのように楽しんで行くのだと、高を括っておりました。 でもとある喫茶店の珈琲がその認識を変えて下さいました。 注意事項1 起承転結はありませ//
作品情報 N6159HX 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 11月 05日
最終更新日: 2022年 11月 05日
キーワード: 珈琲 ケーキ 喫茶店 食レポ 認識の変化

哀愁の線路と日曜日

今日も楽しい一日でした。そして家路に着くお時間です。 お昼を食べ過ぎてしまったので、一駅分歩く事に致しましょう。 そこで見た光景が、泣きたくなる程、哀愁を誘うとは思っても見ませんでした。 注意事項1//
作品情報 N6594HX 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 11月 06日
最終更新日: 2022年 11月 06日
キーワード: 夕暮れ前 電車 哀愁 発車メロディ アナウンス 寂しい 楽しい日曜日

白昼夢で見た喫茶

行きつけの喫茶店が本日は生憎満席との事。 では軽く街を散策して、家路に着くと致しましょう。 んんん? こんな所に喫茶店が……? 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いま//
作品情報 N2192HY 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 11月 20日
最終更新日: 2022年 11月 20日
キーワード: 喫茶店 満席です 隠れ家 陶器のオブジェ 珈琲 フルーツケーキ 食レポ 白昼夢のような体験

素敵な貴方、素敵な宮

こんにちは、綺麗な貴方。ずっとずっとお会いしたかった。 私はとある博物館に訪れておりました。 眼前に広がる和洋が混ざった御屋敷もとても素敵です。 けれども私は左手に佇む貴方が気になっておりました。 //
作品情報 N7759HY 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 12月 04日
最終更新日: 2022年 12月 04日
キーワード: 建築物 外観が宮殿 ずっと気になっていた ひたむきな憧れ 擬人化技法

空と水物

冬の日の景色を見るのが好きです。 移り変わる様子の一つ一つが飲み物を表して、思わず見とれてしまいます。 今日はそんなお話。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません//
作品情報 N2885HZ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 12月 17日
最終更新日: 2022年 12月 17日
キーワード: 冬の空 ソーダ水 夕暮れ カクテル カシオレ ツリーの飾り 十万ドルの夜景

ロゼ

ずっと座りっぱなしのデスクワークは肩が凝る。 思わず伸びをして、何の気なしに眺めた空が、あの日を思い出させた。 シードルを思わせる、淡い桃色。 元気にしているだろうか、親愛なる友人。 注意事項1 起//
作品情報 N3830HZ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 12月 19日
最終更新日: 2022年 12月 19日
キーワード: 息抜き 夕日 桃色 シードル 桃ジュース 追憶 コンビニで買い物

黄昏の大地

第二の故郷に帰るため、本日は少々遠出を。 座席に着いた疎らな人々。 その光景だけでも陽炎のように儚いものですが、それに匹敵する程、車窓から見える黄金の大地は美しい。 偶には手段を変えるのも良いものです//
作品情報 N1916IA 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 01月 07日
最終更新日: 2023年 01月 07日
キーワード: 第二の故郷へ 列車 人が少ない 冬景色 荒野 黄金風景 電車ガラガラ

飴細工

十年に一度の寒波です。 キャスターの方々はそう仰いましたが、私の周囲はとても平和で余り実感が湧いておりませんでした。 でも冬はとうに訪れておりました。 本日はそれに気付かせて戴いた話。 注意事項1 //
作品情報 N1191IB 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 01月 29日
最終更新日: 2023年 01月 29日
キーワード: ニュース 十年に一度の寒波 裏路地 金魚 無機質な世界 凍る 冬の訪れ

春一番

先日の積雪を受けての本日。 優しい日差しが降り注いでおります。 えぇ、決めました。本日訪れる所。 春を感じさせる場所。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。 //
作品情報 N6856IB 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 02月 12日
最終更新日: 2023年 02月 12日
キーワード: 雪の次の日 神社 立春 咲き始め 目に焼き付ける またお邪魔します

紅梅詣

とある日の事です。坂を下っておりますと、あの方を連想させる一文字が。 見る事は叶わないと思っておりました。でも――。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。 //
作品情報 N1514IC 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 02月 23日
最終更新日: 2023年 02月 23日
キーワード: 推しの概念 満開 紅梅 白梅 香り 眠気 帰り道 粋な計らい

神のまにまに

お世話になった神様のお礼参り。 まずは背中を押して下さった梅香の君へ。 次は受け入れて下さった九曜様の元へ。 あ……お賽銭が……。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座//
作品情報 N2698IC 短編 ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日:2023年 02月 26日
最終更新日: 2023年 03月 21日
キーワード: お礼参り お賽銭 持ち合わせがない 締まらない 花弁 粋な計らい 幻想奇譚、番外

ふかふかタコ焼き

本日の目標であるパン屋さんが定休日なので、予定変更のお時間です。 久しぶりに訪れたセピアの街。夕暮れの街。 そこで戴いたタコ焼きが堪らなく美味しいのです。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐//
作品情報 N2836IC 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 02月 26日
最終更新日: 2023年 02月 26日
キーワード: セピアの街 たこ焼き 食レポ 兎に角ふかふか 滴るソース 下町

雨音と暴風雨

雨の日のお出かけ、と言うのは不思議な気持ちが致します。 故、あまり訪れた事が無い場所へ。 静かに響く雨音と、暴風の神様の不器用な優しさ。 やはり本日は特別な日のようです。 注意事項1 起承転結はあり//
作品情報 N1724ID 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 03月 19日
最終更新日: 2023年 03月 19日
キーワード: 雨の日 下町 神社 雨音 人の真似事 気紛れな優しさ

落ち椿

ある時道にぽとりと落ちたあの花。 あの光景が、眼前一杯に広がればそれはとても美しいでしょう。そう思ったのがきっかけでした。 でも……やはりあの場所で咲いていた椿が最も美しい。 注意事項1 起承転結は//
作品情報 N2762ID 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 03月 21日
最終更新日: 2023年 03月 21日
キーワード: 何となくバッドエンド 花見 桜並木 椿 植物園 背徳感、罪悪感 やましさ

月夜桜と涙

誠しかやに囁かれる、桜の開花。 けれども私の周りではまだ蕾。春の訪れは今少し先のようです。 今か今かと待ち侘びた本日、あぁ……漸くこの世界が。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われた//
作品情報 N3369ID 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 03月 22日
最終更新日: 2023年 03月 22日
キーワード: 月夜 宵闇 夜桜 開花 幻想的 落涙 月光 集大成 まだまだ続きます!! NO最終回!!

曇天の花見、喧騒の博物館

曇天の中で花見をした。喧騒の中で展示品を見た。 一見すると相性の悪い思われる二対。 けれどもまぁ、悪くなかったし、良い非日常だったよ。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳//
作品情報 N4550ID 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 03月 25日
最終更新日: 2023年 03月 25日
キーワード: 曇天 花見 比喩表現 博物館 喧騒 音楽堂 非日常 番外編 友人の一日

浪漫喫茶のサンドイッチ

皆様、モーニングをご存知で御座いましょうか? えぇ、私も近々経験したのです。 破格のお値段で、サンドイッチとトーストを戴きました。 意識が遠のく程、堪らなく美味しいのです。 2023.3.26 13//
作品情報 N4955ID 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 03月 26日
最終更新日: 2023年 03月 26日
キーワード: モーニング 浪漫喫茶 サンドイッチ トースト 食レポ 破格のお値段 ただただ美味しい

全ては必然的に

皆様は如何お過ごしで御座いましょうか? 私は少々不眠続きで、なかなか眠れぬ夜が続いております。 えぇ、ですからデトックスのお時間です。 美味しいものを戴いて、綺麗なものを見て……。 あら……よもや……//
作品情報 N8118ID 短編 ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日:2023年 04月 02日
最終更新日: 2023年 04月 02日
キーワード: 思い付き 渡の悩み 神社 神様 雨粒の悪戯 ちょっとしたタブー 甘やかしの牽制 全て意のまま

朧月

最近は少々立て込んでおります。 皆様の帰宅とズレた時間にバスに乗り込むと、夜空に雲が差し掛かっていました。 そう言えば、最近月を見ておりませんね。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思わ//
作品情報 N9525ID 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 04月 05日
最終更新日: 2023年 04月 05日
キーワード: 想定外 残業(σڡσ)و 頑張れ、渡!! 天満月 朧月 曇り空 プラネの予定 儚い 夜空

躑躅は頬紅の如く

久しぶりの大都会です。 沢山の方々が行き交って、行き交って……思わずくるくると目を回してしまいました。 そんな時、ふと神社が頭を過ぎりました。あぁ、きっともうすぐ開花の時。 あ゛ー!! 本当に調子//
作品情報 N1084IE 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 04月 09日
最終更新日: 2024年 04月 22日
キーワード: 人酔い 赤紫の大群 ツツジ 御祭 催事 でも幻覚? ツンデレ 神様に呼ばれる 強がり 照れる

人工の星と海の元で

ある夜の曇天を拝見してから、星空が見たくてプラネタリウムに訪れました。 思い返すのは学生時代の出来事。 とある島で満天の星空を見た記憶。それが今此処でも。 貴方のお陰で思い出しましたよ。 注意事項1//
作品情報 N1238IE 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 04月 09日
最終更新日: 2023年 04月 09日
キーワード: プラネタリウム 海と星 懐かしい 詳しくはない オリオン座 満天 星座の絵 発見 最後、少し目眩 渡の綺麗な過去

縁事

暴風雨が窓を叩くと、何だか飆靡様にお呼ばれしている気がするのです。 ですからお参りへ。先に別の寺院にお邪魔をさせていただきますね。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座//
作品情報 N3370IE 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 04月 15日
最終更新日: 2023年 04月 15日
キーワード: 道順 木魚の音 雨音 木琴 水瓶 御報告 神様 社の内部 良い物 縁と縁

【番外編】雷雨、晴天の如く

厄落としを兼ねて、巡礼を開始していた時のこと。 主張の強い直属の神様から、お恵みがあった。 何もかも落とし尽くす、雷雨、豪雨。 それでも……この清々しさが晴天のよう。 注意事項1 起承転結はありませ//
作品情報 N3792IE 短編 ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日:2023年 04月 16日
最終更新日: 2023年 04月 16日
キーワード: 厄落とし 巡礼なう 夕立 ずぶ濡れ 流星群(比喩) 最高だ 水も滴る 飆靡様 憎まれ口 特別な景色 たまには笑え 掻き消す

ヴァニタス

今日は予定を間違えてしまったので、午後からのお出掛けです。美術館を訪れとう御座います。 そこで見た、マリア様、脆さを描いた静物画。 あぁ、一生とは貴方様にその様なお顔をさせてしまう程に、脆い。 注意//
作品情報 N6129IE 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 04月 22日
最終更新日: 2023年 04月 22日
キーワード: 美術館 絵画 悲しみの顔 聖母マリア 静物画 果物 ヴァニタス 人生の儚さ 無表情 ほんのりバッドエンド

躑躅=ツツジ/てきちょく

大型連休前で御座います。 何時もならば、風の向くまま、賽子の出目のままにふらり、ふらりと旅に出ておりますが、今回は綿密な計画を立てとう御座います。 惑って、足踏みして、それでも目標は既に決まっているの//
作品情報 N8538IE 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 04月 28日
最終更新日: 2023年 04月 29日
キーワード: 大型連休 計画を立てる 三日月 惑う ツツジ 躑躅の意味 灯台もと暗し 最後のオマケ 渡ちゃんの やりたい事リスト

婚儀、御伽噺の如く

大型連休初日。私は大都会の中心部に訪れております。 山頂を抜けたその先、聞こえる御神楽。 山の精の婚儀を相見えると、何だか御伽噺のワンシーンに立ち会った気分になるのです。 注意事項1 起承転結はあり//
作品情報 N9268IE 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 04月 30日
最終更新日: 2023年 04月 30日
キーワード: 人生の転換期 山頂にある神社 御神楽 結婚式 新鮮 屏風の様な光景 山の精霊? 御伽噺 ご結婚 おめでとうございます

特別な休日 ~水族館と洋館を添えて〜

本日は有給を使用し、大都会を旅したいと感じます。 人が少ないからこそ出来る、水槽に手を付ける行為。 何時もは混みあって尻込みしてしまった、洋館でのお茶。 どれもとても新鮮でした。 注意事項1 起承転//
作品情報 N9786IE 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 01日
最終更新日: 2023年 05月 01日
キーワード: 有給 水族館 熱帯魚 水槽に手を着く 煉瓦造りの洋館 紅茶 洋館の食堂 同じ柄 ミルクティー 懐かしい

不変など何一つなく

本日、有給を消化しとある自然系博物館を訪れました。 最近だって何度も訪れた場所ですが、それでも繰り返し訪れてしまうのは、痼を取り除く為。 変わらない物など何一つ無いのです。 故、記憶に、目に、焼き付け//
作品情報 N0193IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 02日
最終更新日: 2023年 05月 02日
キーワード: 自然系博物館 探し物 地上の模型 体験エリア 童心に還る 古生代エリア 薄暗い 三葉虫 多くの経験 新たな発見

優しいパン

世間一般では平日とされている本日。 私はとある場所へ参りました。えぇ、飛び入り参加です。 一度味わったら優しい気持ちになる、パン達。 飛び込みで来て本当に良かった。 注意事項1 起承転結はありません//
作品情報 N0326IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 02日
最終更新日: 2023年 05月 02日
キーワード: 世間一般では平日 パン屋さん メロンパンふわふわ アップルパイサクサク 食レポ 匂いも優しい 味も優しい 甘くて美味しい ご縁がありました メモ帳 追加事項

楠木の贈り物とふわふわシフォン

大型連休、折り返し地点です。 本日は普段中々足を運ばない朱色の御社、そして初めて訪れた姉妹店の喫茶。 雨のように降り注ぐ楠の贈り物と、ふわふわシフォン。 美しい光景は今も尚。 2023.5.3 15//
作品情報 N0686IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 03日
最終更新日: 2023年 05月 03日
キーワード: ダイジェスト版 折り返し地点 朱色の社 楠の贈り物 紙吹雪の如く 喫茶店 シフォンケーキ 食レポ ふわふわ

新旧、愛でる

先日私が書き記した物語が、少々不躾で御座いました。その謝罪に、いいえ、其れを抜きにしても訪れたかったとある御社。 周りは余りにも前衛的に、この御社も再建され、何もかもが真新しく変化していきます。 「//
作品情報 N1118IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 04日
最終更新日: 2023年 05月 05日
キーワード: 近代的な建物 曲線美 白羽様 距離感近め 再建 新品な世界 淘汰される 情は変わらない 大切に扱う 罪悪感 味がある

同胞祝い、山車

ある御社に参拝した際の話で御座います。 何時も慎ましやかな緒様から、すっと引き留められたのです。『彼に会ったら宜しく』と。 神託を戴いた後訪れた別の御社。 どうやら御祭の御様子。 そこで三緒様がお喜び//
作品情報 N1633IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 05日
最終更新日: 2023年 05月 05日
キーワード: 引き留める 神託 彼に会ったら宜しく 竿燈 祭り事 祝い事 山車 猩猩人形 童人形

庭園の縮図

大型連休も後に迫っております。 故、やり残しが無いように、私はとある庭園を訪れました。 吹き荒ぶ風の音色、鮮やかな緑。 えぇ……でも、こんな小さな世界はより身近に。 注意事項1 起承転結はありません//
作品情報 N2181IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 06日
最終更新日: 2023年 05月 06日
キーワード: 暴風 庭園 お茶する 離れ小島 抹茶 練り切り 連想する 最期はきっと回帰 明日は何処へ?

回帰、龍神の社にて

大型連休、最終日。 私は初日に訪れた場所に戻って参りました。 ええ、山の神様の場所ではなく、もう一つの。 これはこじつけかも知れません。いいえ、こじつけです!! でも、お呼ばれしたと思う事に大きな意味//
作品情報 N2765IF 短編 ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日:2023年 05月 07日
最終更新日: 2024年 04月 22日
キーワード: 大型連休最終日 飆靡様 山車 龍神 こじつけ 呼ばれた 貴方を思う 社の内部 最後の〆

在りし日の音楽堂

待ちに待った演奏会の日です。 本日は何方でしょうか? オルガン? それともチェンバロ? あぁ……お一つ勘違いを。本日は特別な歌謡の音楽会。 このホールは、どうしてこんなにも在りし日を連想させるのでしょ//
作品情報 N5525IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 14日
最終更新日: 2023年 05月 14日
キーワード: 音楽堂 ノスタルジック 明治・大正の世界観 キャラメル色 懐かしい ホール 場面描写 学生時代の頃 オマケあり 演奏中の感想

贈り物はシャンパンの光と共に

幼少期の思い出で御座います。 クリスマスになると、イルミネーションに瞳を輝かせた事。縫いぐるみを家族として迎え入れた事。 えぇ、でも今は初夏なのです。ですからクリスマスを味わえる場所へ。 でもそれに気//
作品情報 N7828IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 20日
最終更新日: 2023年 05月 20日
キーワード: 忙しい 水族館 童心に帰る シャンパンの イルミネーション ネオンの熱帯魚 クリスマスの思い出 土産物コーナー 縫いぐるみ ふわふわモチモチ 海月

硝子の声で鳴く楽器

ずっと、ずっと探し続けているのです。 硝子の声で鳴く楽器、ステンドグラスの音を出す楽器。 あれ程までに御伽的で、優美な音を聞いた事が御座いません。 その音に気が付いたのは、とある演奏会を拝聴してからの//
作品情報 N8285IF 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 21日
最終更新日: 2023年 05月 21日
キーワード: チェンバロ 硝子の声 ステンドグラスの声 ピアノの様 バッハ作曲 ロココな世界観 高低で違う世界 同楽器とは思えない 拝聴する

異国の橙

とあるショッピングモールの曲がり角、数多の黄色がかった灯火が輝く店を発見致しました。 店内を散策すると、濃い橙のトルコランプ。 そこで思い返されるのは、絡め取られそうな夜の話なのです。 注意事項1 //
作品情報 N0479IG 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 27日
最終更新日: 2023年 05月 27日
キーワード: 夜の灯り トルコランプ 照明専門店 ファンシー 異国(比喩) 万華鏡のよう 街灯 甘く、優しい光 不安 美しい物に満ちている

退廃世界のマリンスノー

本日、日曜日で御座います。 明日からのお仕事に備え、沢山の美しい物を拝見しとう御座います。 訪れたのは水族館。ドームの大水槽。 青も、雪も、退廃した世界の中で。 注意事項1 起承転結はありません。 //
作品情報 N0928IG 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 05月 28日
最終更新日: 2023年 05月 28日
キーワード: 幻想奇譚 水族館 大水槽 退廃的な世界 海に沈む 青のグラデーション 牡丹雪(比喩) マリンスノー 海中の雪

梅香参り

暴風雨に身を縮めて、部屋の片隅に佇む事はなく、今は晴天こそが優しく降り注いで下さいます。 嵐が残して行ったもの、散った花弁、もがれた小枝、そして芳醇な香り。 どうにもお呼ばれしているようです。今、参り//
作品情報 N3830IG 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 06月 04日
最終更新日: 2023年 06月 04日
キーワード: 暴風雨の後 初夏の日差し 芳醇な香り 香りの持ち主 神社 青い実ころころ 梅香の君 林檎より甘い お供え物 それは一種の愛憎 梅の実

幸福増量グラタン

小さな幸せを沢山、沢山、噛み締めたくて、とあるチェーン店を訪れました。 通常版よりもチーズを増量したグラタン。 グラタンのはずなのに、ピザを戴いている気分になります。 幸せ増量中ですね。 2029.//
作品情報 N8755IG 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 06月 17日
最終更新日: 2023年 06月 17日
キーワード: 幻想奇譚、番外? 食レポ回 グラタン チーズ増し増し ミートソース ホワイトソース 今だけ脇役 半分で満足 お焦げ 小さな幸せ マシュマロチョコ ケーキ 再販希望

哀愁の甘味屋

本日は終点を二回ほど経験した後にある、とある甘味屋を訪れとう御座います。 前回は長蛇の列に尻込みをしてしまいましたが、今回は開店前から様子を伺います。 あら……ふふふ。前よりもずっと人気。ずっと続いて//
作品情報 N9269IG 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 06月 18日
最終更新日: 2023年 06月 18日
キーワード: 第二の故郷 甘味屋 餡蜜 小倉グラス 開店前から人気 長蛇の列 学生時代の思ひ出 懐かしい匂い 食レポ 此処のバナナが好き 溶けたアイス また来ますよ〜

無感動、再起には更地

久方ぶりに御友人とお会い致しました。 午後のお茶を楽しむお時間で御座います。 それなのに何故でしょうか? 全く心が動かないのです。 ただ訳も分からず零れる涙。 致命的だったのは、思い出の瓦礫。 注意//
作品情報 N1525IH 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 06月 24日
最終更新日: 2023年 06月 24日
キーワード: バッドエンド 午後のお茶会 泣きそうな顔 キャラメルケーキ 感動しない 安心させる 古書街 ビル型本屋 跡形もない 我儘 抱きしめる

ほろ苦いプルースト現象

先日、私は御友人の前で泣いてしまいました。 お詫びをすると、またお茶のお誘いが。 香る珈琲と煙草。香りを嗜めばまたすぐそこに。 良いお友達を持ちました。 何時までも思い出せる様に、心に留めておきますね//
作品情報 N1614IH 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 06月 24日
最終更新日: 2023年 06月 24日
キーワード: 続き物 単体でもいける 今回はハッピーエンド 喫茶店 変わらない 珈琲と煙草 プルースト現象 午後のお茶会 瓦礫と更地 次の約束

爽涼

本日の予定は前々から決定しておりました。 ぐるりと神社巡りです。 そうして訪れた最初の御社。降り注ぐ霧。 思い返すのは、あの瑞々しい寒天。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申//
作品情報 N1947IH 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 06月 25日
最終更新日: 2023年 06月 25日
キーワード: 初夏 真夏の濃霧 参拝 老舗の餡蜜 餡子が売り でも今は寒天 めちゃ瑞々しい とてもシンプル 泡沫 体に染み渡る 涼しい

宵酔

文月の季節、室内を冷やし、体を冷やし、ただ夏の篝火に微睡む毎日。 故に、炎天下を浴びる事はせず、駅の構内を彷徨いとう御座います。 全ては盛者必衰の宵酔で。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐//
作品情報 N4675IH 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 07月 02日
最終更新日: 2023年 07月 02日
キーワード: 文月初め 夏の篝火に微睡む 駅の構内 飲食店街 基本的に居酒屋 漆黒の夜が見下ろす 夏祭りの終わり 盛者必衰 渡ぱぱ 近くの夏祭り

夏氷

先週出来なかった御礼参りを本日始めます。 神社仏閣を巡っていたところ、あるものを。 等間隔に並べられた氷像。今は蕩けて欠損し、精巧な顏さえ持ち得ないものたち。 えぇ、それでも。透き通る様は美しく、一つ//
作品情報 N7746IH 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 07月 09日
最終更新日: 2023年 07月 09日
キーワード: よく分からない回 幻想奇譚 御礼参り 炎天下 氷像 だいぶ溶けてる 諸行無常 飴ガラス 全て平等に美しい どんな姿でも尊い

睦言を溶かす

火照るような喧騒の街で御座います。 そこの一つの粒となって溶け込んで行くと、恋人達の会話が蝉時雨の様に反響し合うのです。 そうなると、涼しくて大層甘いものが戴きたくなると言うもの。 睦言がとろけても//
作品情報 N0173II 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 07月 15日
最終更新日: 2023年 07月 15日
キーワード: 喧騒の街 大都会 睦言 蝉時雨 喫茶店 ミルクココア とにかく甘い 濃縮された会話 街の風物詩 反響し合う

【番外編】迷い蝶

爛れた夕日の灯る街を飛び出して、別の街で骨董市を開催している。 何時もは物の気持ちに耳を傾けて、いなし、縁を繋いでやるのが僕の役目だが、こうも暑いと気持ちも定まらない。 さて、気分転換するとしますかね//
作品情報 N1109II 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 07月 17日
最終更新日: 2023年 07月 17日
キーワード: 幻想奇譚、番外編 骨董市 それどころじゃない 縁を紡ぐ 木漏れ日海中 嬢ちゃん 迷い出す 超えた海 穏やかな海 信頼出来る主

移り木

薄紅梅だった蓮の花が白無垢に生まれ変わるのを拝見し、本日訪れる場所を決めました。 元々大層な荒地。一本の木が寂しく明かりを灯す場所。 けれども移ろって、今は大きな森になりました。 ただ今参ります。橙木//
作品情報 N2959II 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 07月 22日
最終更新日: 2023年 07月 22日
キーワード: 蓮の花の移ろい 白無垢に生まれ変わる 橙木様 夏の匂い 甘い檜の香り 場所の移ろい 荒地 森になった 百年計画 夏の特権

百日紅

釈迦様の匂いを感じて、本日はお寺様を訪れる事に致しました。 蓮の花は蓮根になり、新たに花を咲かせたのは、百日紅で御座います。 沈黙は金と仰いますが、そうさせてしまうのは相手の技量もあると思うのです。 //
作品情報 N8636II 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 08月 05日
最終更新日: 2023年 08月 05日
キーワード: 不思議な話 解読の必要あり 釈迦様の香り お寺さん 夏に吹く風 百日紅 擬人法 雄弁 お寺の掲示板 雄弁は銀 沈黙は金

盆に海原

八月の初め、少しすればお盆の季節で御座います。 親戚一同がお墓参りに訪れる前に、一足先に済ませる事になりました。 突然見舞われた豪雨。地面の海原。それはまるで人の手のようで。 注意事項1 起承転結は//
作品情報 N9216II 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 08月 06日
最終更新日: 2023年 08月 06日
キーワード: 幻想奇譚 ほんのりホラー感 続いた真夏日 お墓参り 突然の豪雨 水蒸気 海原の波 外に出ない 連れてかれる 冗談

蝉の摂理

狐の嫁入り、枯れた向日葵、蝉の鳴く音と湿度が同化した、夏の終わりで御座います。 仰向けに蠢く蝉が、ずっと苦しそうにもがいておりました。 くるりと引っくり返しても、また仰向け。 いけないよ。これ以上自//
作品情報 N1984IJ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 08月 13日
最終更新日: 2023年 08月 13日
キーワード: 梅香の君 元気がない 仰向けの蝉 手足をばたつかせる 腹ばいに戻す 遅かれ早かれ 亡くなる 自然の摂理 食物連鎖 首を突っ込む 気を付けます

どなたもどうかお入り下さい。遠慮はいりません。

一度手放した小説とまた巡り会う為に、古書街を訪れました。 大型書店をふらりと訪れても、やせ細った出版社ブースには存在せず、ただただ新刊が並ぶばかり。 そうして訪れた雑貨屋さん。可愛らしい山猫さん。 //
作品情報 N4607IJ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 08月 19日
最終更新日: 2023年 08月 19日
キーワード: 元ネタあり 古書街 本屋、古本屋 巨大な猫 明治時代の建築物 山猫堂 雑貨屋 偶然の出会い 宮沢賢治氏 注文の多い料理店

黄揚羽との邂逅

街に出ると上下に舞う黄揚羽と邂逅致しました。 花の蜜を求めて彷徨う蝶々。 けれども、あの時お寺でお会いした子は、目的を持って真っ直ぐに飛び立っております。 また、お会いしたいと存じます。 注意事項1//
作品情報 N2975IK 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 09月 10日
最終更新日: 2023年 09月 10日
キーワード: 幻想奇譚 街に出た 迷わない黄揚羽 お祭り中 お値段破格の誘惑 隠れた花弁を探す 探しに行く 世界を彷徨う ただの偶然 またの邂逅 オマケは 優雅な午後

レトロな反対車線

例え遠方であっても、呼ぼれるままに立ち上がり、何処かへ旅するのは、私の習性で御座います。 そこに計画性はなく、あるのは気ままな足取りのみ。 故に、列車の到着時刻を間違えてしまいました。 そこで反対車線//
作品情報 N5513IK 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 09月 17日
最終更新日: 2023年 09月 17日
キーワード: 久方振りの遠出 本能的な足取り 渡の習性 列車、到着時刻 約一時間 改札は抜けた 駅のホーム レトロ調 乗った事はない 乗り込みそう 帰宅します

刹那の間

全てを焼き払う暑さが也を潜める長月で御座います。 赤い大地、彼岸の海、目に焼き付けとう御座います。 そこで目にした曼珠沙華、揚羽蝶。 そうしてまだお若い仏閣。 どうか胡蝶に連れ去られませんように。 //
作品情報 N8467IK 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 09月 24日
最終更新日: 2023年 09月 24日
キーワード: 涼しい長月 彼岸の海 点在する彼岸花 観察描写 線香花火 揚羽蝶 諸行無常 仏閣ののぼり旗 四百年記念 まだお若い まだこれから

星空新天地

あの場所とは縁が切れてしまったのです。 もうあの場所で美しい青を拝む事も、横たわって星空を見ることも叶わなくなってしまいました。 私は何処で天体観測をすれば良いのでしょう? 注意事項1 起承転結はあ//
作品情報 N3248IL 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 10月 07日
最終更新日: 2023年 10月 07日
キーワード: 新天地 適応反応 縁が切れた プラネタリウム 懐かしい光景 投影描写 星座 解説の声 癒し方 大都会の光景 正統派

滝に五月雨

天気予報が外れて本日は五月雨の様です。 それでも本日の予定を果たす為、街へと繰り出します。 久方振りにお会いした梅香の君は御加減宜しく、私を歓迎して下さいました。 今しかご覧になれない小さな滝、鎮静は//
作品情報 N4104IL 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 10月 09日
最終更新日: 2023年 10月 09日
キーワード: 五月雨の様な 会いたいと思った 御加減宜しい 久し振りの再会 素敵なもの 男坂の水路 せせらぎ 梅香の君 苔むした階段 小さな滝

菊祭り

先日は文化の日。故に丸天井で星夜を拝見致しました。 ですので本日は時代を遡り、古き良きお社へ。 霜月は菊祭りの季節で御座います。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座い//
作品情報 N3474IM 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 11月 04日
最終更新日: 2023年 11月 04日
キーワード: 幻想奇譚 菊祭り 菊人形 良い召し物 梅香の君 花見をするに最適 殆ど蕾 白波の如き光景 日本の文化の一つ 強風 波のない 穏やかな海

【番外編】求めた幻想

繰り返される毎日に、嫌気が差した訳では無い。 けれども食傷し、見知らぬ土地へと降り立ちたくなった。 降り立ったのは、数ヶ月に一度訪れる本の街。 日常に潜む酩酊と幻想。 注意事項1 起承転結はありませ//
作品情報 N1017IN 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 11月 23日
最終更新日: 2023年 11月 23日
キーワード: 嫌じゃないけど 食傷気味 馴染みの街 大型書店が鎬を削る 個性が異なる 飽きない 癖のない陳列棚 画集、吸血鬼 この街にから 離れ難い 黄昏の喫茶 煙草の匂い 此処へ戻る

甘味の神託

渡、君にきっと、いい事が起きるよ。 第二の故郷の守り神から神託を賜りました。 訳を聞いても多くは語らず、ただ甘く微笑むのみ。 けれども後から気が付くのです。 あの時の思い出一つが此処にあると。 注意//
作品情報 N1845IN 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 11月 25日
最終更新日: 2023年 11月 25日
キーワード: 幻想奇譚 いい事があるよ 神託 第二の故郷 回想 甘味処 カプセルトイ 青春の一頁 願掛け 予定決定 思い出そのまんま

癖になってしまったのですよ

赤煉瓦の洋食屋さんを見つけたのです。 看板に描かれたオムライスとハンバーグの文字を見たら、もうその言葉から逃れられません。 故に戴いたのです。 お味はとっても、この土地を表しておいででした。 注意事//
作品情報 N2691IO 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2023年 12月 23日
最終更新日: 2023年 12月 23日
キーワード: 赤煉瓦の洋食屋 ハンバーグ オムライス 1900年代アメリカ の雰囲気 食レポ回 ケチャップの酸味 お米にしっかり絡む 大人向けの味 煮込みハンバーグ 好みではない 癖になった

【番外編】古の馨

彼女は古美術、骨董品に大層な興味を向けていた。 うっとりと、目が溶け落ちてしまいそうな程熱烈に。 けれども美術品、骨董品に興味がある訳ではないらしい。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に//
作品情報 N8887IO 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 01月 07日
最終更新日: 2024年 01月 07日
キーワード: 古美術 文化系博物館 能面 好きでは無い 空気感 好きな小説 に紛れ込む 水墨画 同じ景色

流れる時の速度

御友人から、とあるアニメーションを勧められたのです。 物悲しく、救いのないお話なのです。 けれども何処か温かい、そんなお話。 その空気感に浸りたく、本日は文化系博物館に訪れました。 注意事項1 起//
作品情報 N9325IO 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 01月 08日
最終更新日: 2024年 01月 08日
キーワード: 幻想奇譚 文化系博物館 和風伝記のアニメ 後味が暖かい 着物の展示 脳内BGM 緩やかなギター 囁く歌声 因みに洋楽 時の流れる 速度は同じ

その喫茶、幻想怪奇につき

本当は此処を訪れる予定はなかったのです。 本当はメルヘンな喫茶店を探していたのです。 けれども一度目が合ってしまった故に、全てを忘れて私はそこに足を運ぶ事に致しました。 幻想怪奇なその場所へ。 注意//
作品情報 N9363IO 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 01月 08日
最終更新日: 2024年 01月 08日
キーワード: 幻想奇譚 予定変更 昭和文学風 属性盛り丼 書生 オススメ紹介 お仕事中 幻想怪奇的 チーズケーキ 珈琲 食レポ 犬歯長め

【番外編】蝶よ花よ

本日は生憎の雨だった。 本日開催の蚤の市は次回に繰り越され、出鼻を挫かれた故に本業の開店もやる気が出ない。 だから久方ぶりに、愛しの君へと逢いに行く事にした。 注意事項1 起承転結はありません。 短//
作品情報 N4107IP 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 01月 21日
最終更新日: 2024年 01月 21日
キーワード: 雨の日 蚤の市中止 骨董品の店主 博物館 屏風 骨董品、古美術 蝶よ花よと 愛を乞う 見てもらいたい 見られて意味がある オマケ

雪月花

冬空は朝焼けが美しく感じます。 カクテルに身を沈めたかのような、濃淡のある光景。 そんなある時、空に浮かぶ一つの円を見たのです。 冬はまだ遠く。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われ//
作品情報 N6211IP 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 01月 27日
最終更新日: 2024年 01月 27日
キーワード: 幻想奇譚 朝焼けに浮かぶ残月 グラデーション 霜を踏む 仏閣 一足遅い初詣 梅の花 限りなく赤に近い あの方の和歌 春はまだ遠く けれども、すぐそこに

願って救われるなら

鐘の音を聞いたのです。天使が舞う音を聞いたのです。 ですから導かれるままに、訪れたのです。 そうしてぼんやりとしていると、一人の男性が。 長い髪をした、ご麗人が。 注意事項1 起承転結はありません。//
作品情報 N6481IQ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 02月 23日
最終更新日: 2024年 02月 23日
キーワード: 何でも許せる方向け 鐘の音 教会 ステンドグラス 荘厳な光景 絢爛豪華 フサフサ髪の青年 名前は忘れた 善行の話 願って救われる どれだけ良いか

白梅の元の自鳴琴

先日、真っ赤な紅梅を目にしたのです。 そうすると、先日の私の無礼が思い起こされました。 本日は梅香の君へ挨拶に参りましょう。 そうして白梅を超えると、二つの機構人形がいらっしゃいました。 注意事項1//
作品情報 N6850IQ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 02月 24日
最終更新日: 2024年 02月 24日
キーワード: 先週の後悔 幻想的な光景 白梅の元の 二つの機構人形 等身大オルゴール ずっとソワソワ ご利益に預かる お気持ちばかり 金貨一枚 また此処で会いたい どうかこの場所で

赦しのマリア

鈍色の雲が静かに泣く日は、ふと映画の一幕が脳裏をよぎります。 それはまだ何も知らない私が、映像として残した生々しい記憶。 ですのでこれは、罪深い巡礼に他ならないのです。 それでも。 注意事項1 起承//
作品情報 N7199IQ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 02月 25日
最終更新日: 2024年 02月 25日
作品に含まれる要素: R15
キーワード: 何でも許せる方向け 曇天の日 映画の生々しい一幕 悪い好奇心 カトリック教会 白亜のマリア様 罪を糾弾する 異教徒で部外者 数多のステンドグラス 静謐で荘厳 美しい以外ない お許しになる

苦く、甘い、清水

目を覚ますと、境内の中でご祈祷を受けておりました。 顔の拝見出来ない巫女様が、神主様が、私の穢れを払い、そして最後に御神酒をお渡しになられるのです。 そのお味は、苦く、甘い、清水に他ならず。 注意事//
作品情報 N9388IQ 短編 その他〔その他〕
掲載日:2024年 03月 02日
最終更新日: 2024年 03月 02日
キーワード: 境内の中 何故此処にいる? ご祈祷 顔の見えない巫女 朱色の盃 御神酒 苦くて甘い 恐らく辛口 目覚め 遠出した お酒のお供え

【番外編】螺鈿の嫁入り

四方八方が漆で覆われた重箱の中に、私と添乗員がいた。 螺鈿の装飾に促されるままに歩みを進めると、最奥に羽織袴の男性がいた。 嫁入り、したのだと知った。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に//
作品情報 N9989IQ 短編 ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日:2024年 03月 03日
最終更新日: 2024年 03月 03日
作品に含まれる要素: 異世界転移
キーワード: 異類婚姻譚 幻想色強めの幻想奇譚 かなりの番外編 螺鈿のエレベーター 狐面の添乗員 何も知らない 白無垢姿 七段飾りの雛人形 黄金の美人屏風 黒の羽織袴の男性 テレパシー 桃の節句 嫁入り

【番外編】百年の宴

嬢ちゃん、どうしたんだい。呆けてしまって。 その声が私を引き留める。 夢で見た、黄金の宴も、キツネの嫁入りもそこにはなく、あるのは何でもない私と、和装の青年だけだった。 そうして導かれる事になる。夢で//
作品情報 N0284IR 短編 その他〔その他〕
掲載日:2024年 03月 04日
最終更新日: 2024年 03月 04日
キーワード: 夢から覚める 雛人形を見に来た 見なきな損 骨董品屋の店主 百年の階段 文化の空間 文化にベタ惚れ 他には目もくれない 会いたがっている 黄金の間 話していた光景 歓迎する

写らぬ鼈甲色

最近はステンドグラスと洋館に心を奪われております。 ですから本日は少し足を運び、大正ロマンな洋館を訪れる事に致しました。 置型の振り子時計。鼈甲色のステンドグラス。 ええけれども、写真という枠に、閉じ//
作品情報 N2058IR 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 03月 09日
最終更新日: 2024年 03月 09日
キーワード: 大正ロマンの光景 置型振り子時計 歴史的建造物 写真を撮る 飴色のステンドグラス 写真に残らない 甘さ、柔らかさ が全くない 撮り方の問題? 目に焼きつける 脳裏に閉じ込める 輝かしい白の光景

身を捧げた華

教会のステンドグラスはとても美しく、心を惹き付けて止まないものだと思うのです。 けれども、羽休めする場所ではあっても、長らくその場に居るべきではないと知らされるのです。 故、私が愛する神々の元へ、舞い//
作品情報 N2452IR 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 03月 10日
最終更新日: 2024年 03月 10日
キーワード: 教会のステンドグラス 長くは居ない 心から愛すべき場所 実家の様な安心感 梅の花弁 平和な日常 花束のような献花 梅香の君 何処までも一緒 八百万の理とは違う 帰るべき場所 仕える精のような

オペラ座

お仕事をしていた時で御座います。 ふと、口が潤う程に、ケーキが食べとう御座いました。 ですので本日は大都会をお散歩しながら、目当ての場所へお伺いを立てようと思ったのです。 けれども、硝子箱に閉じ込めら//
作品情報 N5044IS 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 03月 16日
最終更新日: 2024年 03月 16日
キーワード: ケーキが食べたい お腹いっぱい食べたい 純喫茶 豪奢な看板 異国の輝き 歌劇の観客席 黒蝶ギャルソン 絢爛豪華 ショートケーキ 栗のタルト フレンチプレス ちょっと食レポ 甘さに酔う

爽やか紅玉タルト

都会の街に重鎮する摩天楼の、一鶴のケーキ屋さん。 そこで戴いた苺のタルトのお話です。 酸味が強く、故に飽きが来ない。 幾ら食べても構わない。そう思わせる一品……。 しかしそのお話をすると、ご友人は一言//
作品情報 N8231IS 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 03月 17日
最終更新日: 2024年 03月 17日
キーワード: 摩天楼の一角 苺の紅玉タルト 甘み少なめ 爽やか酸味 タルト生地固め ビスケット生地 ザクザク 気に入らない 理解度が高い 顔に出る マロンタルト 甘党なんです 相手に合いそう 泣きそうな顔 幻想奇譚

春を想う

春の訪れを知り得ても、春本番だとはまだ到底思えないのです。 其れは真っ赤な椿の知らせの通り。 春を知るには、今少し早いお花見が必要と存じます。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われた//
作品情報 N5586IT 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 03月 20日
最終更新日: 2024年 03月 20日
キーワード: 幻想奇譚 春の序盤 椿 春分の日 花見 ヌン活 軽い食レポ レバーパテ ミニハンバーガー 体が満足する 過不足なし 渡ママ 自然を尊ぶ

それはショートケーキの如く

此処は○○の改札口ではありません。 そのお言葉に気が付ついたのが、事の発端で御座います。本日の予定を少し捻りましょう。 私が訪れたのは、とある洋館。昔ながらの香りのする、甘い……。 あぁ、物は異なって//
作品情報 N0572IW 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 04月 06日
最終更新日: 2024年 04月 06日
キーワード: 改札間違え ショートケーキ 洋館 懐かしい 中庭 完成された世界 サンテラス 甘い香り 香り正体 甘く、懐かしい 匂いは変わらない ケーキ食べたい 幻想奇譚

思想を体現するが如く

銀の花弁が舞うの延々と見たのです。 そうすると、必然的に思い浮かべるのは、去年のこの時期の事。何も分からず甘茶を掛けた事。 本日は祝服の意を持って、お掛けしとう御座います。 注意事項1 起承転結はあ//
作品情報 N1789IW 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 04月 07日
最終更新日: 2024年 04月 07日
キーワード: 桜吹雪が舞う元で 五分咲き 仏閣 四月七日 誕生日 祝福の意 甘茶 花祭り 食レポ 濃くて淡い 思想に似る 甘茶を掛ける意味

死と再生を嗤う

懺悔を持ち合わせ、私は何時もと異なる神社へ訪れました。 真横で流れる歌謡曲は慰めて下さりますが、いまの私には過ぎたる優しさで御座います。 そんな時に、黒蝶の様な男性とお会いしました。 注意事項1 起//
作品情報 N0283IX 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 04月 14日
最終更新日: 2024年 04月 15日
キーワード: 幻想奇譚 メリーバッドエンド 神社 歌謡曲 異国情緒溢れる ブルース 黒ずくめの男性 教会の鐘 ペレズヴォン 黒蝶 死と再生 嘘にする 懺悔

【番外編】翠の池

この世で最も美しい池を見た事がある。 その池は何時も透き通る様な翠の色をしていて、鮮やかな錦鯉が幾度となく揺らめいていた。 でも今は、闇のような暗緑色。 『僕はこれも好きだけどね。夜空みたいで』 注//
作品情報 N4799IY 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 04月 27日
最終更新日: 2024年 04月 27日
キーワード: 綺麗な池 錦鯉 絵画のよう 翠の池 天候に左右される 晴天と曇天 勝手に期待する 夜空 流星 地上の星 とても美しい 違う視点 幻想奇譚

甘味処の小豆の池

林の中の沢山の洋館を超えた先、小さな甘味処が御座います。 何時もは素通りするばかりで、足を踏み入れた事は御座いません。 ですので今日こそは、顔を出したいと思うのです。 注意事項1 起承転結はありませ//
作品情報 N6258IY 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 04月 28日
最終更新日: 2024年 04月 28日
キーワード: 幻想奇譚 甘味屋 踏み出した 和室 床の間 和風の世界 静かな世界 お汁粉 食レポ 塩昆布 渡の幸福

琵琶に水琴

聞けば水音、眺めれば墨絵、映す世界は平安京。 それが琵琶という楽器だと思うのです。 とある日の事、私は琵琶の水音を聞いたのです。 けれども物語は終盤、もう終わりを迎えてしまいます。 故に探そうと思うの//
作品情報 N6511IY 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 04月 28日
最終更新日: 2024年 04月 28日
キーワード: 聞けば水音 眺めれば屏風 映す世界は平安京 琵琶 水音 平家物語 弾き語り 静寂 小さな箱庭 水瓶 水琴窟 本日聞いた

静謐の茶会

只今の時刻、午前九時。博物館の開館時間、午前十時。 時間配分を間違えてしまいました……。 という訳で私は喫茶店を訪れる事に致しました。 望むのは、ショートケーキと珈琲。 あぁ、でも……午前はこんなにも//
作品情報 N7286IY 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 04月 29日
最終更新日: 2024年 04月 29日
キーワード: 幻想奇譚 午前 時間配分ミス オペラ座喫茶店 人ガラガラ クラシック ショートケーキ 珈琲 食レポ 脳みそ焼かれる 癖のない味 人の話し声

仏の笑

生老死苦。それは私達が生きている中で、最も身近な苦しみかと存じます。 どれだけ満たされていても、恵まれていても、それは変わらず。 そんな時に寺院様と出会いました。 注意事項1 起承転結はありません。//
作品情報 N2187IZ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 05月 03日
最終更新日: 2024年 05月 03日
キーワード: 生老死苦 沢山の世界を見ても 仏閣 慎ましくも静謐 ほろ苦い香 余韻長い鐘の音 滝の音 別世界 お地蔵様 姿勢様々 微笑み 苦しいばかりの世界 では無い

【番外編】絢爛段々

骨董品店の店主と段々を見に行く事になった。 その場所は螺鈿の門を潜ると存在する巨大な段々だった。 彼はこの空間に浸って、息を吸い込む。 そしてぼんやりと夢を吐く。 注意事項1 起承転結はありません。//
作品情報 N2258IZ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 05月 03日
最終更新日: 2024年 05月 03日
キーワード: 段々を見る 螺鈿の門 絢爛豪華 獅子と椿 虹の輝き ご機嫌 巨大な段々 古き香り 甘く馨しい 愛するもの 求める 敬意を払う

午後の英国

外を飾るは薔薇の花、窓を飾るは色硝子、その様何とも東屋の如し。 その様な喫茶店、基、カフェを発見したのです。 私は静かにアップルパイに口を付け、珈琲を嗜みます。 優雅な午後は、紅茶でなくとも。 注意//
作品情報 N3626IZ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 05月 04日
最終更新日: 2024年 05月 04日
キーワード: 外を飾るは薔薇の花 窓を飾るは色硝子 その様、東屋の如し 地中海 異国の内装 特異な雰囲気 三時のおやつ アップルパイ 珈琲 食レポ バランスが良い 儚い 柔らかな感性

ペルシャ調で朝食を

通り過ぎれば常に行列。 えぇ、けれども早起きしたその日に訪れれば、きっと並ぶ事はないと思うのです。 訪れたのは、赤煉瓦で覆われた隠れ家的な喫茶店。 戴くのは、深い、深い、珈琲。 注意事項1 起承転結//
作品情報 N5832IZ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 05月 06日
最終更新日: 2024年 05月 06日
キーワード: 馴染みの土地 開店時間 正方形の空間 高貴なソファ 大理石のテーブル ジャズ モーニング ブランチ 珈琲 食レポ 個性が出る

【番外編】雪解け珈琲

狂った自立神経の調律を一週間掛けて行った。 今まで好きだったものが楽しめる様にも、新天地に向かう気力も出てきた。 だから今日は、別の喫茶店を訪れることにした。 注意事項1 起承転結はありません。 短//
作品情報 N0279JB 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 05月 19日
最終更新日: 2024年 05月 19日
キーワード: 幻想奇譚 新しい世界 本の街 色気のあるジャズ 木の世界 喫茶店 珈琲 食レポ 不思議と柔らかい 忘れていく 酸化 別のもの

【番外編】水面鏡

作り物めいた現代的な世界から解き放たれて、ありのままの自然を享受したくなった。 水面に映った世界は鏡で映したように同じ世界を描き、けれども何処か空想的だった。 注意事項1 起承転結はありません。 短//
作品情報 N3876JC 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 06月 01日
最終更新日: 2024年 06月 01日
キーワード: 幻想奇譚 遠出した ありのままの自然 木々 緑の池 鏡の中の光景 波紋 錦鯉 全てが虚構 本来の目的 水面鏡 この世界にない 儚い

鵲に風鈴

全てが蕩けてしまいそうな、真夏日に御友人と蓮池を訪れたので御座います。 花咲く手前、最も美しい蓮の花。 そんな時、御友人に誘われるがままに鵲の橋を拝見致したのです。 注意事項1 起承転結はありません//
作品情報 N5122JI 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 07月 28日
最終更新日: 2024年 07月 28日
キーワード: 幻想奇譚 真夏日 ハンケチ 滴るもの 蓮池 花開く前 鵲の橋 風鈴 風車の音 別世界 軽い皮肉 夏を感じた 事の発端

【番外編】茹だる夏の日の事

夏という季節が嫌いである。 全てが一夜の如く消えてしまいそうな、そんなに脆さが、儚さが、私をおいそれと苦しめる。 それでも求めずには居られないのだ。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思//
作品情報 N1442JJ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 08月 03日
最終更新日: 2024年 08月 03日
キーワード: 幻想奇譚 夏が嫌い 何か起こる 一夜の如く 夏風の囁き 蝉時雨 涼しい 爽涼感 何かが起きる 何も無い 夏の光景 廃れない 美醜について

残るには爽やか過ぎる

ジャンクフードが食べたい。唇の痙攣が止まらない。 完全なカリウム不足を覚えたので、休憩する為に純喫茶を探す。 迎え入れられたのは、隠れ家の様な奥ゆかしい空間と、演歌の流れる不思議な空間だった。 注意//
作品情報 N2549JJ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 08月 04日
最終更新日: 2024年 08月 04日
キーワード: カリウム不足の症状 純喫茶 赤煉瓦 地下 螺旋階段 茶と橙 演歌 夢の中? 珈琲 チーズケーキ 柔らかい シチリアレモン 立つ鳥跡を濁さず

早朝の贅沢

お友達と遊ぶ約束をした前日の事。 待ち合わせまでに時間がある事に気が付きました。 ええ、それならばと思い立ったのです。 モーニングを頂こうと。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われ//
作品情報 N2464JK 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 08月 14日
最終更新日: 2024年 08月 14日
キーワード: 幻想綺譚 待ち合わせ前 早朝 モーニング 純喫茶 オペラ座 トースト 店内BGM 不思議な曲 スプレッド 自重しない 食レポ とても優雅な朝

木霊するは鈴の音

とある神社仏閣の集合地帯。ある意味で私のルーツである場所に舞い戻って来ました。 そこで耳にした鈴の音。何処までも響き渡る音色。 私をこの場所にお呼び下さったように、どうか辿り着きます様に。 注意事項//
作品情報 N8110JO 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 09月 27日
最終更新日: 2024年 09月 27日
キーワード: 幻想奇譚 針葉樹の森 伽羅の香り 神社仏閣 ある意味ルーツ 鈴の音 リィーン…… 見つからない 石像 手を合わせる

【番外編】墓参り

木漏れ日が差し込む、花立ては自然を現す、蜂は生態系を創る。其れは作画の良いアニメの一幕の様に。 今日は祖父母の墓参りだった。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座いませ//
作品情報 N2662JQ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 10月 12日
最終更新日: 2024年 10月 12日
キーワード: 幻想奇譚 木漏れ日 花立 生態系の一幕 綺麗な一幕 来てくれて有難う 墓参り 水を零す ヤケになる 嫌いじゃない 欲してる とても短い小説 こんなものさ

フォトマーク

最近はよく本の街に訪れるのです。 その中にある雑貨屋さんに訪れると、栞を発見致しました。 ステンドグラスを模した様な、透明感のある金属製の栞。 其れを見ると、時が巻き戻った気がするのです。 注意事項//
作品情報 N3080JQ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 10月 12日
最終更新日: 2024年 10月 12日
キーワード: 幻想奇譚 本の街 雑貨屋 ステンドグラスの栞 過去の出来事 水族館のお土産 一生モン お友達からの贈り物 買い物 フォトアルバム 使い込む 保存する 写真と似てる

色硝子の保持

最近集めた栞達を眺めております。 ステンドグラスを模した様な、精巧で繊細な栞達。アルバムにしまえば小さな美術館の完成です。 けれども実用にするには、工夫が必要で御座いますね。 注意事項1 起承転結は//
作品情報 N5106JQ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 10月 14日
最終更新日: 2024年 10月 14日
キーワード: 毛色の違う幻想奇譚 ステンドグラス栞 傷が付いた 使い込んだ証 名刺スリーブ 縁とゆかりの場所 激重感情 観賞用 実用 趣味の再開 小さな美術館 渡らしい 思い出は消えない

肺を煙で満たす様に

珈琲を嗜みながらふと浮かんだのは、古き街並み。普段は訪れることの無い街並み。 そこで駄菓子屋さんを発見致したのです。 果たして此処にはありますでしょうか。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐//
作品情報 N0821JR 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 10月 20日
最終更新日: 2024年 10月 20日
キーワード: 幻想奇譚 気の向くまま 風情ある街並み 小江戸 駄菓子屋 幼き日の思い出 恐竜の卵の玩具 食いしん坊 お菓子買いすぎ 探す 見付からない お菓子タバコ 哀愁

レディー・キラー

戸棚に並べられた沢山の酒瓶。長机に疎らに置かれたキャンドルライト。 一目でバーだと分かる場所に、私は訪れておりました。 『お決まりですか?』 『ではこの……オレンジの……』 其れはレディー・キラー。//
作品情報 N5775JR 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 10月 25日
最終更新日: 2024年 10月 25日
キーワード: 幻想奇譚 振り子時計の音 マスター バー オレンジ色のカクテル スクリュードライバー 簡単な食レポ 君にはまだ早い お目が高い 眠り掛ける 何故此処に?

冷たい日没

どろどろに蕩けた太陽が、水平線に落ち行く時刻。 其れを御友人と共にぼんやりと眺めておりました。 そうして浮かべるのは、昨夜に見た夢。 冷たい日没の話。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に//
作品情報 N6590JR 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 10月 26日
最終更新日: 2024年 10月 26日
キーワード: 幻想奇譚 日没 カクテル 遊覧船 夢の話 スクリュードライバー 同じ光景 丁寧な接客 ある意味儀式 心を奪われる 別名 カクテル言葉 バーに行こう

ハーブの如く爽やかに

私にとって、紅茶とはコーヒーよりも身近なもので御座います。 それ故に寄り添って戴くという認識が強いのです。 そんな私にお味を教えて下さったのは、紅茶パックなのです。 注意事項1 起承転結はありません//
作品情報 N7050JR 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 10月 27日
最終更新日: 2024年 10月 27日
キーワード: 幻想奇譚 紅茶の味 渡の母 拘り 掘り出し物 匂いレポ ハーブに近い 簡単な食レポ 爽やかな味 白湯だろ 味を教える 上機嫌 お求め易い価格

【番外編】唐紅に水くくるとは

神社への巡礼を趣味にしていると、派生して百人一首にも興味が出てくる。 私は百人一首の誰かと思しき掛物を見て、ぼんやりと思いを馳せる。 果たして貴方は誰なのか。 注意事項1 起承転結はありません。 短//
作品情報 N1780JS 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 11月 01日
最終更新日: 2024年 11月 01日
キーワード: 幻想奇譚 番外編 百人一首 興味を持つ 日本屋敷 木の掛物 平安貴族の男性 解読不可能 考察 彼岸花 紅葉のような 在原業平朝臣 千早ぶる

如何致しましょう

とある純喫茶で、紅茶を嗜みながら考えるのは、本日の予定。 せっかくの文化の日なのですから、何かしら文化に触れるのが良いと思いながらも、この空間には抗えません。 はてさて、何処へ行くまでもなく、何処か//
作品情報 N4645JS 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 11月 04日
最終更新日: 2024年 11月 04日
キーワード: 幻想奇譚 純喫茶 文庫本を忘れる 空間に浸る 文化の日 どうする? チェシャ猫の会話 今が一番 時間経過 温い紅茶 そろそろ動く

白金雨のクリスマス

ふとテレビを拝見しておりますと、定番のクリスマスソングが流れておりました。 有名では御座いますが洋楽の為、曲名は知らず、けれども聞けば聞くほどクリスマスを感じとう御座います。 注意事項1 起承転結は//
作品情報 N8413JU 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 11月 30日
最終更新日: 2024年 11月 30日
キーワード: 幻想奇譚 クリスマスソング イルミネーション 白金 BGM ツリー オーナメント 洋楽 冬を知る 冬を感じる 異国の冬の様な

ミルクの様に癒すもの

緊張から解き放たれると、人間は安息を求める生き物かと存じております。 ですので馴染みの純喫茶で珈琲を嗜もうと思っていたのです。 えぇ、幻の看板を拝見するまでは。 注意事項1 起承転結はありません。 //
作品情報 N2233JW 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 12月 14日
最終更新日: 2024年 12月 14日
キーワード: 幻想奇譚 緊張から放たれる 安らぎを求める 純喫茶 馴染みの場所 幻の喫茶店 隠れ家のよう 珈琲 食レポ ミルクのよう 甘い 味も珍しい 柔らかい

【番外編】木乃伊の花

夏と冬。この二つの墓参りは違った側面を見せてくれる。 中でも一番顕著なのは、献花であろうか。 夏は生命の賛歌を。冬は綺麗な残酷を。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申し訳御座//
作品情報 N9896JW 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 12月 22日
最終更新日: 2024年 12月 22日
キーワード: 幻想奇譚 夏と冬 墓参り 献花 夏の腐敗 朽ちない 時が止まった 菊の花 乾燥した 生きながら 木乃伊 花は何故散る 生命の尊厳を守る為

【番外編】赤いぼんぼり

随分と訪れていない社がある。私が啖呵を切って、それっきりになってしまった社。 けれどもまた、訪れようと思うのだ。年末だし、挨拶はしないと。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に思われたら申//
作品情報 N6677JX 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 12月 29日
最終更新日: 2024年 12月 29日
キーワード: 訪れてない社 啖呵を切る それっきり 空気が濃い 何時もと違う光景 ぼんぼり しっとりとした静けさ 木の実が落ちる 痛い 同じ口調 赤いぼんぼり 赤が好き 飆靡

黙祷

明日は大晦日。残された今年はあと僅かで御座います。 故に、私は久方振りに仏閣を訪れる事に致しました。 伽羅に導かれるままに出会ったのは、数多のお地蔵様。 其れでは黙祷を。お地蔵様に。今年に。 注意事//
作品情報 N7560JX 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2024年 12月 30日
最終更新日: 2024年 12月 30日
キーワード: 仏閣 伽羅の匂い お地蔵様 赤い帽子 衣紋掛け 風車 似て非なる 黙祷 葉の音 季節の流れ 同じ光景 得られる空気 情緒

【番】作品解説

元旦翌日に、私は前から行きたかった美術館に訪れることにした。 飾られているのは、蔑みや嘲笑や憐憫といった人間達の表情と、ぺったりと塗られた衣類の絵。 そして其れを濁らせない解説だった。 注意事項1 //
作品情報 N0602JY 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 01月 02日
最終更新日: 2025年 01月 02日
キーワード: 幻想奇譚 番外編 美術館 丁寧なベタ塗り 表情 蔑みや嘲笑、憐憫 デッサン 解説 人間らしい テーマに其れない 浮かない 及ばない

【番外編】喫茶ティキ

私は悩んでいた。行きつけの純喫茶は連休を利用して、先週訪れた。 あんまり顔を出すのは気が引ける。 曜日を確認すると、今日は土曜だった。 じゃあ、新規開拓でも。 注意事項1 起承転結はありません。 短//
作品情報 N9530JY 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 01月 11日
最終更新日: 2025年 01月 11日
キーワード: 幻想奇譚 新規開拓 喫茶 こじんまり ハワイアン風 洒落た古着屋 レゲェ 珈琲ブレンド 食レポ チョコの様 モカベース 酸化 変化を続ける

【番外編】●ゴーストタウン

繰り返される日々に飽きて来た頃、新たな土地に足を踏み入れる事にした。 田舎物よろしく辺りを見回しながら歩いていると、もぬけの殻になった街並みと出会う。 注意事項1 起承転結はありません。 短編詐欺に//
作品情報 N0826KD 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 02月 22日
最終更新日: 2025年 02月 22日
キーワード: 日々に飽きた 新たな土地 高貴な街 異国の風景 雑貨屋 こんにちは 通り抜け不可 入って来るな 外から眺める サンルーム 人の気配はない ゴーストタウン 爪弾きに会う

梅浄瑠璃

古今、巡礼は私の楽しみの一つになっております。 ただ本日は何時も以上。何せずっと楽しみにしておりました展覧会が行われるので。 少しづつでも、貴方様の汚名返上、名誉回復が行われていた事、私も大変嬉しく//
作品情報 N7544KH 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 05日
最終更新日: 2025年 04月 05日
キーワード: 幻想奇譚 展覧会 宝物 刀剣 浮世絵 縁の強い品々 人形浄瑠璃 勧善懲悪が人気 胸一杯 汚名返上 名誉回復 参拝 喜びの念

【プロットタイプ】枯死

俺の父は芸術家で、母は作家だった。 だから部屋の一つに作品部屋と呼ばれるものがあった。 そこには多くの人形が居て、中央の席で愛でる事が出来る。 だからだろう。精巧に作られた物に目がないのは。傍に置き//
作品情報 N3747KJ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 20日
最終更新日: 2025年 04月 20日
キーワード: 両親の話 作品部屋 人形の数々 人形の扱い 観察する 精巧な物に 目がない 本の街 画集 ヴェール マリア像 買わない 枯れてしまう

【プロットタイプ】哀愁

子供の頃の祖父母の家が恋しくなると、酒のCMに浸りたくなる。 いま祖父母の家に戻っても、あるのは全く違う感触だろう。 だからこうやって過去に思いを馳せるのだ。 私は歳を取り過ぎて、感性さえも色褪せて//
作品情報 N4322KJ 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 20日
最終更新日: 2025年 04月 20日
キーワード: 祖父母の家 セピアの記憶 酒のCM 奥深い 古びてる 時計のチャイム 軋む廊下 奇想の部屋 叶わぬ願い 歳を取り過ぎた 感性が枯れた 渋い 同じものを探す

晴嵐

曇天であっても晴天。降り注ぐ豪雨が流星群に見える。 その逆もある。 周りがどれだけ晴れていても、雨音が耳を打ち、蒸発した霧が立ち込める光景を。 此処は暴風雨の神が治める土地で御座いますよ。 注意事//
作品情報 N1280KK 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 27日
最終更新日: 2025年 04月 27日
キーワード: 幻想奇譚 晴天であり曇天 巡礼の伴 林の中の神社 二礼二拍手 雨音 葉が擦れ合う音 木漏れ日の揺れ 乱反射 霧を作る 水の蒸発 晴れているのに嵐 暴風雨の神様