現代物

高校一年の備前美奈は年相応に恋をしていた。想い人は同じクラスで人気者の岡美那都。秋、文化祭の名残を僅かに感じられる校舎の屋上で美奈は告白する事を決めた。しかし美那都は違う意味でファンタジスタだった。

据え置き電話の子機と携帯電話との間で論争勃発。生き残るのはどっちだ！？

いっつも一緒にいたあの人が、一年振りに帰ってくる。一年前は小さくて可愛かったあの人。この一年でここの皆も結構変わった。きっと成長っていう変化。彼は、どう成長したのだろう。

別に気になって気になって仕方ない、という訳じゃない。だからこれはきっと、恋にはカウントされない。

梅雨でした。一平は蒸し暑くてぐだれてました。そこへ、インターホンを鳴らして来訪者が現れたのですが……

　俺は上園恭介。偏差値普通・部活普通・素行普通の県立高校に通う普通の高校二年生だ。 　季節は春。新学期を迎え、穏やかな昼休みを一年からの友人達と共に漫然と過ごしていたある日のことだ。 　突然自己主張激//

　ただの幼馴染と言うには気を許し過ぎていて、でも幼馴染にしてはお互いを知らな過ぎる。微妙な距離間のあるそんな二人のある夕方のお話。

　男子大学生、板囲卓は恋なき青春を送ってきた。きっと自分には恋愛なんてできないのだと諦めていた。 　やることもなく、空虚な夏季休暇を浪費していたある日、ふと朝目が覚めると、目の前に知らない女がいた。 //