短編

　夢で見たものを元にして書きました。

　普段はすまし顔で全然愛想のない我が愛猫だが、猫じゃらしを使ったときだけは例外だ。例えばリビングでこいつを振ると、時間をかけてこちらへと近づいてくる。そしてこれで幻惑している間だけは、存分に触れること//

最近、故郷が彼岸花の群生を観光資源に村おこしをしているという話を聞いた俺は、気になったので久しぶりに帰省した。そして夜、懐かしい村内を散歩していると、神社で彼岸花に囲まれた美少女と出会う。けど、なぜか//

　とあるパーティの戦士が仲間の魔法使いと飲んでいる最中に喧嘩を始める。殴り合いの喧嘩なら魔法使いなど戦士の敵じゃないはずなのに勝負は拮抗していた。そんな中、魔法使いの悩みを聞いた戦士は、絶対にこいつを//

五年ぶりに里帰りしてきた俺は、乗り換えが面倒だったのでタクシーを拾った。そのまま実家に帰るはずだったが、運ちゃんの一言で嫌なことを思い出してしまう。不快で不可解な事ではあったが、一度思い出すと止まらな//

　長く通っているオムライス屋に今日も通う。そこで働いている女性に思いを寄せる高校生のお話。

訳もわからずに放り込まれた暗闇の中、白い女に迫られる。 何かあるわけではないが、何か起きるかもしれない。

　科学の進歩のために研究者達が集まる研究所での、ひとりの研究職員と試験対象植物のお話。

今、俺の部屋には異国のお嬢様がいる。しかも、テレビで放映されている国宝級の宝石を持って。そして現れる黒服のお姉さん。どれも貧乏学生の俺には縁がないはずなのに、どうしてこうなった？！

今回の依頼は、とあるお子様な天使からだ。 指定された男を女の目の前で狙撃するというもの。 支給されたチョコレート製の弾丸を使えという。 しかもこいつ、見た目がまるっきり○けのこ○里じゃねぇか。 何考え//

生徒会長のお嬢様のばかげた企画により、今度の運動会は砂浜で開催されることになった。俺の抗議はあっさりと無視されて始まったが、友達とだべってだらだらと過ごしたり、競技に参加したり、親友の暴走を生暖かく見//

タコ型火星人に襲われる夢から目覚めると、幼馴染みに焼き芋を突きつけられていた。 潰れかけの小説同好会、そして帰り道で今日もたわいもない小説関連の雑談をする。 そんなお話です。

あてもなく彷徨う中の一風景。 たまに我が身を振り返り、その末を思う。 しかし今はまだそのまま。 いつかその日が来るときまで。

論文を執筆している私と指導教員である先生の日常風景の一コマ。 食事中にそんな話はやめてください。

友達に誘われて行った廃坑探検で死体を見つけた。 けど、自分の周りでは何かが起きるが自分には何も起きない。

兄ちゃんが騒ぎ出し、俺が止めようとし、そして妹がとどめを刺す。 そんな俺達兄弟姉妹の日常風景の一コマ。

幼馴染みの恭子と義姉の美枝さんは、いつも俺を巡って争っている。 今回は風邪をひいた俺の夕飯を巡ってだ。 病気のときくらい安静にさせてほしい。

この世とあの世の間にある酒処『はざま屋』 今日も癒やしを求めて妖怪がやって来る。 求めるものは、酒、飯、そして話の聞き手と様々だ。 そんな彼らを店主は今日も精一杯もてなしていく。

とある王国の王太子妃にお仕えする侍女から見た宮仕えの一風景

政略結婚の相手など愛せないとうそぶいていた侯爵令嬢が秒で落ちた後のお話